元教官・蓑田早人の蓑田塾
最近の成績が本来の実力!
こんばんは。蓑田です。
先週のヴィクトリアマイルを勝利したのはテンハッピーローズと、競馬学校20期生の津村明秀騎手だった。
正直なところ、あの勝ち方には驚いたし、想像もしていなかった。恵まれた、作戦が上手くいったなどではなく、普通に回ってきて横綱相撲の勝利だったからね。
確かに、人気の2頭はレースが上手くいかないところがあった。マスクトディーヴァは直線でドゥアイズに閉められてしまい、モレイラ騎手や厩舎関係者は不満を示したようだ。
ただし、制裁は「十分な間隔がないのに先行馬を追い抜こうとした」としてモレイラ騎手の方が取られている。
ナミュールは出遅れが響いたし、もしかしたらデキも一息だったのかもしれないが、直線では外にいたモリアーナを気にして動きにくかったような印象も受けた。モリアーナはモタれていたのか、乗っていたノリの挙動が少しおかしかったね。
とはいえ、二強が崩れたからといってブービー人気のテンハッピーローズがあんなに楽に勝ってしまうとはね。津村がとうとうG1を勝ったことは本当に嬉しいが、競馬の不思議さ、難しさを感じるレースだったよ。
今週のオークスは、先週までのG1と違って一強という雰囲気。ステレンボッシュは二冠確実とは言わないが、連対なら信頼できるんじゃないかな。
逆転があるならスウィープフィート。この馬はチューリップ賞の勝ち方が印象に残っていて、桜花賞でも本命視していた馬。距離は大丈夫なはずだし、春は最後までこの馬の末脚に期待したい。
人気のないところではコガネノソラ、と思っていたが、予想よりも人気になっているね。とはいえ侮れない1頭なのは間違いない。オークスは他にも底を見せていないタイプを穴で狙っていきたいね。
元教官・蓑田が厳選!
日曜一番【吉村誠之助】
G1シーズンのこの季節、若手騎手の活躍が見られるのはやはりG1裏の開催場。
先週の日曜日は京都でルーキーの吉村誠之助騎手が3勝を挙げた。
吉村は初勝利を挙げるまでに時間が掛かったが、それは技術的な面よりも、気持ちの面や経験不足が響いていたんだろうね。
今はレースで臆したり遠慮したりというところがなくなってきたし、最近の成績が本来の実力なのだろう。ここからますます勝ち星を重ねて、気が付いたら新人王争いは独走という感じになっているかもしれないね。
今週も日曜日はG1裏の京都で騎乗。1・2・3・4・5・7・8・12Rの8鞍なので、特別戦以外はほぼ全てに乗っている。
勝ち負けが期待できるのは師匠の清水久詞厩舎の4Rショウナンダダン、前走から続けての騎乗となる7Rナムラエデン、先週2着からの連闘となる12Rヤマカツパトリシア。ただ、人気薄での好走も多いのでそれ以外も軽視はできないよ。
最終週の新潟も若手騎手が活躍中。リーディングは佐々木大輔騎手が獲りそうだが、小林美駒騎手、小林勝太騎手の頑張りも目立っているね。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
新潟3R | ダ1800m | ホーハイト | A |
新潟7R | 芝1000m | アオイアツヒメ | B |
新潟8R | ダ1200m | スピリチュアル | B |
新潟9R | 芝2000m | ブロンドケリー | C |
新潟10R | ダ1800m | サノノエスポ | B |
新潟11R | 芝1800m | ウヴァロヴァイト | A |
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