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元教官・蓑田早人の蓑田塾

西の一番星はこのジョッキー！

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日曜日の新人騎手だと、勝利に近そうなのは吉村誠之助騎手だね。特に1Rのジョーメッドヴィンは清水久詞厩舎が初勝利のために用意してくれた感じがするよ。

園田の吉村智洋騎手の息子というところでも注目が大きいが、やはり技術も高い。デビュー前からトレセンの調教に乗っている姿を映像で見たりしていたが、吉村騎手は飛び抜けてしっかりしていたね。

他の子も含めて、まず勝ちやすいのは先行できる馬に乗った時だろうね。スタートを決めて前に行ければ、道中で考えないといけないことが少なくなる。

あとは、気性難などがあって他の騎手だと身構えてしまいスタートが決まらない馬でも、怖いもの知らずの新人騎手が乗るとポンと出られることがある。大穴があるならそういうパターンかもしれないね。

土曜中山1Rで長濱鴻緒騎手が乗ったオオゾラヒバリも、これまではスタートが出たり出なかったりだったが、今回は好スタートから好位を取って惜しい2着だった。やはり、最初は後ろから馬群を捌くよりも前に付けられる方がいい。

日曜の騎乗一覧と評価

レース	条件	馬名	評価
小倉1R	芝1200m	ジョーメッドヴィン	A
小倉6R	ダ1700m	マサノナデシコ	C
小倉8R	ダ1700m	レインボーウェザー	C
小倉12R	ダ1700m	クラウドセイル	B

今週は競馬学校40期生の新人騎手がデビュー。そして、今年は引退厩舎のラストも重なっているんだね。

土曜日は小倉で柴田裕一郎騎手が初勝利。師匠の中竹和也厩舎が用意してくれたアリスヴェリテで、大逃げからの5馬身差圧勝というレースぶりだった。

中山では長濱鴻緒騎手が健闘を見せていたね。誰が伸びてきそうかはもう少し実戦を見てジャッジしたいが、今年はどの騎手も1週目から良い馬に乗せてもらって楽しみだよ。

日曜日の重賞は弥生賞ディープインパクト記念。今年はまだまだ主役の定まらない牡馬クラシック路線、そろそろ派手な勝ち方をして皐月賞の中心となる馬が出てくるだろうか。

シンエンペラー、ダノンエアズロックは有力だが、トロヴァトーレについては今回が試金石だと思っている。というのも、ここまでの2連勝はペースが緩くて時計も地味だったからね。勝ち方は良かったが、相手のレベルが上がってどうなるか、今回見極めたい。

逆に、同じ中山でも2分を切る勝ち時計で突破してきたのがファビュラススター。この馬も上位人気勢と差はないと思うし、ファビュラススターとクビ差2着だったコスモキュランダにも注目したいね。


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