元教官・蓑田早人の蓑田塾
大ベテランがG1の裏で躍動!
※蓑田塾では、ユーザーからジョッキーに関する質問を募集いたします。
質問の宛先はコチラ!→ info@umasq.jp
たくさんの質問をお待ちしております!
令和6年度、来春に競馬学校に入学する43期生の合格者が発表された。
今年は女の子4人を含む10人が合格したようだ。この代に関しては直接見たり試験に関わったりは無かったんだけど、話は聞いているよ。
幸英明騎手の息子である幸大斗君もけっこう乗れるそうだ。乗馬未経験で競馬学校に入って伸びる子ももちろんいるが、競馬に親しむ環境があるという点では父親が騎手というのは後押しになるだろう。
幸英明騎手は今年で30年目になるんだね。改めて考えてみると、幸騎手とは一度も話したこともないかもしれないな。
現役で被る期間はそれほど長くなかったし、東西も分かれていたからね。栗東に行った時も会った記憶がなくて、レースで一緒に乗ったことはあったと思うが…。
その幸騎手も今や現役の中ではベテランで、息子が騎手への道を進み始めている。先日は川田騎手の子が話題になったが、今後も二世、三世という騎手は増えていくだろうね。
幸騎手は日曜日はG1裏の京都。とにかく騎乗数が多い騎手で、今回も9鞍に乗っている。2Rの
リンゴは初戦の積極的な競馬が良かった。12Rの
ゼットノヴァはそろそろ勝たせたいお手馬だね。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
京都2R | ダ1800m | リンゴ | A |
京都3R | 芝1600m | メイショウカンムリ | B |
京都4R | ダ1800m | サンライズダマシイ | B |
京都5R | 芝1800m | アルレジャン | B |
京都6R | 芝1400m | レアンダー | B |
京都7R | ダ1800m | シゲルツキミザケ | B |
京都10R | 芝3000m | ウインエアフォルク | C |
京都11R | 芝1800m | シュヴァリエローズ | B |
京都12R | ダ1400m | ゼットノヴァ | A |
先週の菊花賞はドゥレッツァが勝利。想像以上に良い馬だったね。
ハナを切って、途中で後ろが動いてきた時には簡単に譲って、勝負どころで再び仕掛けていく流れ。
要は自分のペースを崩さずに走っていたということだが、もちろん簡単なことではないよ。普通は逃げたらそのポジションを守りたいのが騎手の心理だからね。
ルメール騎手は見事だったが、そこに馬の力も合わさっての鮮やかな勝利。まだドゥレッツァが上と決まった訳ではないと思っているので、別の舞台、例えば有馬記念や来年のレースでタスティエーラやソールオリエンスとの再戦があれば、改めてどの馬が勝つかを考えてみたいね。
さて、今週は好メンバーの天皇賞・秋。スターズオンアースは有力な1頭だと思っていたので回避は残念だけど、それでも十分過ぎるほどのメンバーが集まった。
イクイノックスはただ強いだけでなく、崩れるパターンが思い浮かばないという信頼感というか、万能性がある。展開や競馬の形に注文が付かないので、ルメール騎手も不安なく臨めるだろうね。
ドウデュースは国内のレースに限れば文句がない内容を続けている。イクイノックスとの追い比べを制したことがあるし、本来のデキで臨めれば勝負になりそうだよ。
プログノーシスも力を付けているが、おそらくイクイノックスやドウデュースより後ろから運ぶことになるだろう。川田将雅騎手に勝ちたい気持ちがあるなら、東京であっても早めに仕掛ける形があるかもしれない。
ジャックドールは去年よりは競馬がしやすいはず。あとは堀宣行厩舎の2頭。ただ、あくまでも3着候補という程度になるかな。今年は大きな配当を夢見るよりも、各馬の実力が発揮される素晴らしいレースを見せてもらいたいね。
コチラも注目
【平井雄二のBe The Winner】天皇賞秋・まさか今年も!?この時期に潜む特殊な馬場傾向の後押しを受ける2頭!