元教官・蓑田早人の蓑田塾
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こんばんは。蓑田です。
北九州記念では
田口貫太騎手が
クリノマジンで重賞初騎乗となる。今年の新人では佐藤翔馬騎手(ダービー卿CT・トーラスジェミニ)に次ぐ重賞騎乗のようだね。
田口は土曜日に2つ勝ってJRAでは14勝。以下、小林勝太が8勝、河原田菜々が7勝、小林美駒が6勝、佐藤翔馬と石田拓郎は0勝という状況だ。
去年の今村聖奈騎手は例外として、デビュー1年目の8月に6~8勝できていれば悪くはないだろう。
小林勝太は技術的にはこの期で一番だと思っていたから、北海道で騎乗数も成績も伸びてきたのは納得だね。
女性騎手2人もよく頑張っている。小林美駒はステッキワークにまだ課題があるけど、それ以外はちゃんとしている。河原田はレースで考えながら乗れているという印象だね。
田口は以前も話したけど、本当に大橋勇樹調教師に感謝だね。これだけ新人を大事にして後押ししてくれるとは。私が教官をやっていた時にも誰かを預ければよかったよ(笑)
まだ勝利のない佐藤と石田に関しては、美浦の新人にはあることとはいえ、チャンスが少なすぎるね。そもそも腕前を見せられるような馬に乗れていないんじゃ、私としても評価のしようがないよ。
最後に北九州記念に話を戻して、今回こそが狙い目だと思っている穴馬がテイエムスパーダ。昨年のCBC賞で新人だった今村聖奈騎手が重賞初騎乗初勝利を達成した馬だ。
色々な要因があったとはいえ、実際に1分5秒8で走って勝ったことがある馬。低迷から抜け出す一つのポイントとして、良い時を思い出せる環境で走るということがある。昨年と同じ小倉で、鞍上も今村に戻る今回、馬の気持ちが戻る可能性もあるんじゃないか。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
小倉3R | ダ1700m | スーパーファルクス | B |
小倉7R | 芝1200m | マイネルフォーコン | A |
小倉8R | 芝2000m | ヴァンデスト | C |
小倉11R | 芝1200m | クリノマジン | B |
小倉12R | ダ1700m | タマモネモフィラ | B |
今週は夏の大一番、札幌記念だね。今年も良いメンバーが揃ったと言っていいだろう。
今のところの人気を見て驚いたのが、シャフリヤールが単勝10倍以上も付く5番人気になっていること。
というのも、今年はシャフリヤール、プログノーシス、ジャックドールの3頭が中心になると見ていて、その中でも五分に力を出し合ったらシャフリヤールが一番強いと思っているからなんだ。
シャフリヤールの評価できるところは、勝つ時の勝ち方が綺麗なところ。これが強い馬の競馬だと思わせるようなレースをしてくれる。
今回はシャフリヤールを含めて前走海外の馬が何頭もいるが、私が現役だったような時代ならともかく、今は全く心配しなくていいだろう。
鞍上は横山武史騎手。こういうタイミングでこういう馬が回ってくるというのが、一流騎手の立場を確立した証。ダービーでの因縁がある馬だけど、コンビを組むとなるとどちらにとっても頼もしいんじゃないかな。
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