重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
ド定番の好走パターンにしっかり丸乗り!持ち味を生かせる2頭!
元調教師の平井雄二です。今週もよろしくお願いします。
現在は、長年競走馬を間近で育ててきた経験を活かして、重賞戦略アドバイザーとして予想家やファンの方とは違った視点で皆さんの馬券に貢献できるよう活動しています。
かなり昔の話ですが、サクラスターオーという管理馬で皐月賞と菊花賞を勝たせてもらいました。今は皆さんと同じように馬券になる馬を探る日々です。
後半では日経新春杯の金言に合う馬をレビューしているので是非参考にしてください。
レース名の金言
特殊なコース形態を味方につける
今週行われる日経新春杯(G2、中京芝2200m)は、1番人気が現在3連敗中。ハンデ戦ですから一筋縄では行かない印象を持たれているかもしれません。
ただ、中京芝2200mコースには、メンバーレベルを問わずに共通している好走パターンがあることを覚えておいてください。
昨年、同コースで行われた33鞍の上がり3ハロン順位の成績をご覧ください。
上がり3ハロン成績
1位【17-6-6-6】勝率48.6%・複勝率82.9%
2位【12-9-5-9】勝率34.3%・複勝率74.3%
3位【2-6-8-19】勝率5.7%・複勝率45.7%
4位下【2-12-14-238】勝率0.8%・複勝率10.5%
なんと、上がり3ハロンの上位、1位と2位が圧倒的な好成績を収めています。
これには中京芝2200mのコース設定が大きく関係しています。
①スタートしてすぐ中山競馬場に次ぐ勾配の急坂
②1コーナー手前から向正面半ばまで緩やかな上り坂
③そこから下り坂が続いて、直線では再び急坂
実は、アップダウンが激しいかなりタフなコースです。のため、基本的には序盤は落ち着いた流れになりやすいです。
ただ、逃げ・先行馬目線だと、ペースを落としてヨーイドンの瞬発力勝負になると分が悪く、ある程度のリードを保つような早め早めの立ち回りになるため、どうしても苦しい競馬になってしまいます。
それらを見ながら、道中で無理せず脚を溜めていた末脚自慢が一気に差してくるのがこのコースの定番=上がり上位馬が優勢となるカラクリです。
昨年このコースで行われた重賞も…
【日経新春杯】
1着ヨーホーレイク(3人気)…上がり1位
2着ステラヴェローチェ(1人気)…上がり2位
【京都新聞杯】
1着アスクワイルドモア(8人気)…上がり2位
2着ヴェローナシチー(7人気)…上がり3位
3着ボルドグフーシュ(5人気)…上がり1位
【神戸新聞杯】
1着ジャスティンパレス(5人気)…上がり2位
2着ヤマニンゼスト(12人気)…上がり3位
3着ボルドグフーシュ(4人気)…上がり1位
人気を問わず、とにかく上がりの速い馬が好走しています。
予想をする時間の大部分を「どの馬が速い上がりを使えそうか」考えることに割いてみるのも手でしょう。
今回はこれに当てはまりそうな馬をレビューしてみます。
※ 1月13日(金)時点のレビューとなります。
1頭目 ロバートソンキー
これまで11戦した内の7戦で上がり最速をマークしているように安定して末脚を発揮し続けてきたタイプです。
長期休養を挟んだため出世が遅れましたが、オープン入り直後に挑んだオールカマー(G2)では強敵を相手に上がり最速で2着と健闘しました。内が有利の馬場とはいえ、勝ち馬に詰め寄っていたのはこの馬だけでしたからね。
直線の長い左回りコースに良績が集まっていて、中京でも確かな実績があります。
差し馬にとって貴重な中京芝2200mの重賞は、京都競馬場が再開すればもうありません。またとないチャンスをモノにできるか注目です。
2頭目 ヴェローナシチー
勝利したのは未勝利戦のみと勝ち味に遅いタイプですが、重賞で2度の馬券圏内、リステッドで3度の馬券圏内があるように確かな安定感があります。
前走のグレイトフルSでは、これまでよりもスタートや道中の位置取りがスムーズで、持ったまま直線を迎えてそのまま押し切れるか?というところを直後でマークしていた勝ち馬に差されてしまいました。
成長が感じられますし、今回はハンデ54キロと恵まれているので、持ち前のスタミナと堅実な末脚を発揮して成り上がることができるのか注目です。
今週買うべき5頭はこれ!
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2023年の重賞レースも注目です!
・昨年の馬券候補5頭の実績
対象重賞レース数:129レース
推奨馬の馬連決着:60レース
回収率:102.3%
馬連での決着率はなんと約50%。収支もプラスとなれば、今年も目が離せません。
重賞は出走させる側の視点が的中を大きく左右する決定打です
日経新春杯で本当に買うべき馬はこれです。
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