昨年の勝ち馬スタニングローズは後に秋華賞、一昨年の3着馬ユーバーレーベンは後にオークスを勝ち、フラワーカップ(中山・芝1800m)は2年連続でG1ホースを輩出。今後に向けても目が離せないレースです。

今年、このレースから羽ばたく馬は? その有力候補に挙げたいのがゴールデンハインドです。

過去のレース傾向を見ていくと、逃げ馬が3勝、先行馬が6勝で、圧倒的に前で競馬を進める馬が優勢なレース。切れや瞬発力よりも、先行し、なおかつ、最後までしっかりとした上がりタイムをマークした馬、持久力のある馬が好走しています。

この馬はデビューから5戦して、上がり最速こそありませんが、いずれも前々でレースを進めて、メンバー2位の上がりが3回。他の2走も4位と安定した走りを持ち味としています。いかにもレース適性が高そうな馬といえるでしょう。

父ゴールドシップ、馬主サラブレッドクラブ・ラフィアン(以下ラフィアン)といえば、最初に名前が上がった一昨年の3着馬で、オークス馬のユーバーレーベンと同じ。

ユーバーレーベンは切れ味を持ち味としていたので脚質は違いますが、先行力のあるゴールデンハインドは、ある意味1番人気に支持されながら3着と取りこぼしたユーバーレーベン以上の適性。すなわち連対圏突入が期待できるといえないでしょうか。

ちなみにラフィアンの馬は過去10年、6頭が出走して(0-2-1-3/6)と、勝利こそないものの半数が馬券絡み。上々の成績を残しています。

■馬主・ラフィアンのフラワーC好走馬
21年 3着 ユーバーレーベン
16年 2着 ゲッカコウ
14年 2着 マイネグレヴィル

手綱をとる丹内祐次騎手は、奇しくも2年前にユーバーレーベンに騎乗していたジョッキー。先日、引退が発表されたユーバーレーベンと入れ替わるように訪れたリベンジのチャンスで、熱い手綱さばきに期待がかかります!

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