アイビスサマーダッシュ(G3)には、ファンに知られていない『人気馬の鬼門パターン』が存在する。
それは【前年勝ち馬の不振】。過去10年で連覇したのは2015、16年1着ベルカントのみ。同馬のほかは11年1着、12年3着エーシンヴァーゴウを除き、馬券に絡めていないのだ。
▼前年1着馬の翌年成績(過去10年)
エーシンヴァーゴウ
11年1着(1人気)→12年3着(4人気)
パドトロワ
12年1着(7人気)→13年10着(2人気)
セイコーライコウ
14年1着(1人気)→15年4着(2人気)
ベルカント
15年1着(1人気)→16年1着(1人気)
ダイメイプリンセス
18年1着(1人気)→19年6着(2人気)
ライオンボス
19年1着(1人気)→20年?着
2012年はパドトロワが翌13年は二ケタ着順に大敗。14年1着セイコーライコウが翌15年4着、18年1着ダイメイプリンセスが翌19年6着と、人気に支持されて馬券外に敗れている。
前年勝ち馬が翌年に着順を落とすケースが目立つ原因として、賞金別定のアイビスSDを勝つと収得賞金に応じて負担重量が加算。上記で馬名を挙げた5頭は例外なく、翌年は前年より斤量増での出走だった。
今年の該当馬で昨年の覇者ライオンボスも、「19年56キロ→20年57キロ」と前年と比べて1キロ増での参戦。人気ほどライオンボスは絶対的な存在ではないかもしれない。
そこで注目したいのがカッパツハッチだ。19年アイビスSDは54キロを背負いライオンボスと3/4馬身差2着。今年も昨年の同斤量の54キロで出走可能だけに、「1キロ=1馬身」の格言に従えば机上では逆転可能だ。
近走は適鞍を除外されてダート戦に使うなど馬柱が汚れているものの、今回は久々に予定どおりの参戦。調教で使用して効果を確認したチークピーシーズを装着するなど、陣営は秘かに1発を狙っている。
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