早いもので夏の函館開催も今週がラスト。その締めくくりとなる重賞が、サマー2000シリーズ第2戦となる
函館記念(函館・芝2000m)。
先週の七夕賞とともに、ここを勝てばシリーズを優位に進められるとあって、熱い戦いが繰り広げられそうですね。
ここで取り上げるのは、悲願ともいうべき重賞初Vをもぎ取って、シリーズタイトルにも手をかけたい
アラタです。
3歳時の青葉賞のあとに長期休養があって、出世は少し遅れてしまいましたが、昨年の夏に函館で2勝クラス、3勝クラスを連勝するなど4連勝をマーク。瞬く間にオープン馬へと駆け上がり、福島記念でも3着と好走しました。
今年に入ってからは金鯱賞8着、前走の都大路ステークスで5着と馬券圏内を外しているものの、金鯱賞は上位が大阪杯でも好走したハイレベルのメンバーで3着馬とはわずか0.3秒差。
前走も5着とはいえ、調整に一頓挫があった中、自分でレースを作って勝ち馬から0.3秒差。4着のソフトフルートは次走のマーメイドステークスで3着、6着だったガロアクリークは続くエプソムカップで2着でしたから、調整過程を考慮すれば、決して悪いレースではありませんでした。
今回は中間の挑戦も至って順調で、鞍上に迎えるのは、先週6勝を挙げ、関東リーディングトップを快走する
横山武史騎手。
函館芝2000mでは2019年以降、藤岡佑介騎手と並んでトップタイの7勝。函館記念に騎乗するジョッキーの中では連対率、複勝率ともにトップで、複勝率は48.8%。およそ2回に1回は馬券に絡む抜群の好相性を誇ります。
【横山武史騎手の函館芝2000m成績】
(7-6-8-22/43)
勝 率 16.3%
連対率 30.2%
複勝率 48.8%
単勝回収率 106%
複勝回収率 108%
※2019年以降
8月には世界のトップジョッキーによって競われるチーム対抗戦「ドバイデューティフリー・シャーガーカップ」にも参戦が決定。ひと息に終わった春のG1戦線の流れを変える騎乗に期待したいところです。
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