うまスクエア

スプリングステークス(中山・芝1800m)は皐月賞のトライアル重賞です。メンバーに重賞ウイナーはおらず、シンザン記念2着のソリタリオでも日本ダービーまでの出走を考えると、ここは皐月賞の叩き台ではなく、賞金上積みへ2着には入っておきたいところでしょう。

皐月賞出走へ3着以内が絶対ノルマとなる1勝馬となれば、一段と勝負気配が強くなるレース。ここで馬券的にも狙ってみたいのがエンギダルマです。

母が2013年の桜花賞馬アユサン。母譲りの馬っぷりの良さもあり、大きな期待がかかる厩舎ゆかりの良血です。

デビュー戦・2戦目と、ともに勝ち馬は重賞で好走しているレベルの高いレースです。とりわけ2戦目は序盤から窮屈な競馬を強いられ、不完全燃焼の競馬でもありました。

エンギダルマの対戦相手

・デビュー戦(3着)
1着 オニャンコポン(京成杯勝ち)
3着 エンギダルマ(0.3秒差)

・2戦目(4着) 1着 スターズオンアース(フェアリーS・クイーンC2着)
4着 エンギダルマ(0.5秒差)

この馬も素質の高さを垣間見せており、初勝利となった前走は順当勝ち。プラス12キロでいくらか余裕のある体つきでもしっかり勝ち切りました。

初勝利から2カ月開きましたが、「重賞級のパワフルさを発揮！陣営期待の良血がここで素質を開花させる」の記事でも触れている通り、調教でもオープン馬相手にスケールの大きな堂々とした走りを見せています。

また、振り返ればデビュー当初から古馬の重賞ウイナーらと攻めを積んでいることからも能力の高さと期待の大きさがうかがえます。

人気の面では上位と水を開けられていますが、その差を一気に詰める、一気に逆転できるだけのポテンシャルを秘めた馬といえるかもしれません。

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