Be The Winner

函館記念(G3) 函館芝2000m

夏の函館開催も最終週。今週は函館記念(G3)が行われます。

過去10年で10万馬券以上が7回。1番人気の勝利は昨年のマイスタイルが2006年以来13年ぶりと、波乱傾向の強いレースです。

6番人気以下の馬が【0.9.8.92】とヒモ荒れが続いているので、馬券を絞れずに迷うファンの方も多いはずです。

そこで注目してもらいたいのが《前走と今回の距離の変化》です。(下記の成績は過去10年)

■距離延長【4.6.4.75】 勝率4.5% 連対率11.2% 複勝率15.7%

■同距離【3.1.5.32】 勝率7.3% 連対率9.8% 複勝率22.0%

■距離短縮【3.3.1.22】 勝率10.3% 連対率20.7% 複勝率24.1%

興味深いことに《距離短縮》組の好走率が他を上回っています。

函館記念は、中央主場とは芝質が異なること。直線の短い小回りコースで各馬の仕掛けが早い消耗戦になりやすく、スピードより持久力が求められます。

この傾向は近年で際立っており、過去5年では【1.2.1.9】勝率7.7%・連対率23.1%・複勝率30.8%となっています。

好走例を見ても、

2015年
ダービーフィズ(3番人気1着)
前走:目黒記念6着

2017年
タマモベストプレイ(14番人気2着)
前走:天皇賞春13着
ヤマカツライデン(7番人気3着)
前走:天皇賞春15着

2018年
サクラアンプルール(7番人気2着)
前走:日経賞3着

このように、波乱の立役者ばかりです。

今年、この激走ポイントに当てはまるのは、ニシノデイジー(目黒記念18着)とカウディーリョ(メトロポリタンS4着)の2頭。どちらも洋芝実績がありますね。

ただ、好走率が低いとはいえ、出走馬の大半を占めているのは距離延長組と同距離組。馬券を仕留めるためには、これらもしっかり見極める必要があるでしょう。

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