プロキオンSは2012年以降、中京のダート1400Mで施行されているが、元々は阪神競馬場で行われていた重賞。今年は京都競馬場が改修に入る関係で阪神開催となるが、ただのイレギュラーというよりも、帰ってきた“復刻重賞”とでも形容できるか。
12年以降の舞台だった中京競馬場は癖の強いコース。コーナーの角度はキツいが、直線は長く、しかも坂を登ってからゴールまでが長い。
また、夏競馬の時期の中京は雨に祟られるケースも多く、その影響で内ラチ沿いが極端に走りやすくなるなど、馬場傾向が偏重してしまう事も多々。お笑い芸人の千鳥・ノブが見たら「癖が強いんじゃ」と嘆くようなコンディションになりがちだった。
今年の舞台である阪神ダートは、中京と比べればシンプルな構造。今開催は大雨の影響で脚抜きのいいコンディションとなっているため、素直に前目に行けるスピードタイプを中心視したい。
注目は⑫トップウィナー。2勝クラスを勝ち上がった時は1800M戦だったが、近2走は距離を詰めて連勝。1200Mの2走前でも楽に先行出来ているとおり、重賞でも先行できるだけの速力を備えているタイプだ。
前走は直線の長い東京コースで積極的に先行し、ゴール前の1ハロンが12秒7と失速する展開を粘り切り。良馬場でタフな東京コースから、雨で軽くなった阪神のダートへと舞台が変われば、パフォーマンスは上昇する可能性が高い。
周囲を見ながら前につけられる外目の枠も好感。他の先行勢と差のないポジションで追走し、雪崩れ込むような競馬に期待したい。
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