教えてマサカツ先生!
【阪神大賞典】実績馬ほど有利!元調教師が教える「長距離重賞の法則」
今週は天皇賞・春(G1、京都芝3200m)を見すえる馬たちにとって重要な一戦、阪神大賞典(G2、阪神芝3000m)が行われます。
ファンの皆さんもご承知のとおり3000mを超える距離はレース数が少なく、古馬が出走可能な重賞だとダイヤモンドS(G3、東京芝3400m)、ステイヤーズS(G2、中山芝3600m)など4レースに限られます。
その中でも「グレード別定」で行われる阪神大賞典は、長距離実績があるステイヤーにとっては是が非でもモノにしたいレース。何故ならG2競走であれば何勝していようと1キロ増で出走可能だからです。
例えば21、22年に阪神大賞典を連覇したディープボンドは、21年に天皇賞・春、有馬記念で2着に好走。仏G2フォワ賞などを勝利していましたが翌22年1着時は規定より、他馬より僅か1キロ増の57キロと実績から考えられない負担重量での連覇でした。
例えばこれがハンデ戦のダイヤモンドSではどうでしょうか。今年は日経賞、目黒記念とG2重賞を2勝しているシュトルーヴェがハンデ59.5キロを背負わされたように、実績的に到底57キロでは済まなかったでしょう。
裏を返せば3000mを超える距離しか走らない馬を預かる調教師や馬主関係者にとって、阪神大賞典は年に数回しかない「ベスト条件」。それが次走のG1天皇賞・春だと少々家賃が高い馬であれば、なおさら結果を出しておきたいところ。
今年の出走馬だと昨年の阪神大賞典2着で、前走のダイヤモンドSで58キロを背負い4着に敗れたワープスピードが当てはまります。3000mを超える距離では7戦して5度の馬券内。1度も掲示板を外していない生粋のステイヤーだけに要注目です。
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■境征勝
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