うまスクエア

「夏は牝馬」

この格言を聞いたことがある方も多いかと思います。

その理由の一つに、暑さが厳しい夏場は調教の負荷をかけづらく、涼しい時季と比べて軽めの調整が多い。よって、牡馬よりも小柄な馬が多い牝馬の方が調整がしやすいというのが挙げられます。

クイーンS(札幌・芝1800m)は、そのレース名から分かるように、牝馬限定の重賞。

出走馬はもちろん全て牝馬ですが、過去10年の馬体重別成績を見てみると、仕上がりやすいとされる小柄な馬の活躍が目立ちます。

クイーンS・馬体重別成績

好走している馬の数字を見ると、460～479キロの馬が4勝、2着7回と目立ちますが、今の時代では平均といえるレンジ。出走頭数も多く、勝率は高いといえません。

一方で、440キロ未満の馬は16頭と出走が決して多くない中で3勝、2着2回。狙いはズバリこのレンジで、今年のメンバーで狙ってみたいのがライトクオンタムです。

オークス17着から反撃を期す一戦。気分良く行き過ぎたというのはあったでしょうが、2400mは明らかに長い感じで、距離が1800mに短縮されるのは好材料。

そして何より、鞍上に武豊騎手が戻ってくるのが非常に心強い材料。

シンザン記念はこのコンビで勝っていますし、2020年以降、武豊騎手が52キロの斤量で騎乗した時の成績が(10-12-7-27)。2着先行ではあるものの、連対率39.3％、複勝率51.8％と非常に高いアベレージを叩き出しています。

前走・オークスの馬体重が432キロ。成長著しい3歳馬で、440キロ未満で出走するには、プラス6キロまでという縛りはあるのですが、クラブ発表の26日の馬体重が430キロ。函館からの輸送を考慮すれば、まずクリアできるでしょう。

調教でもキビキビとした動きを見せており、一発の期待十分の1頭です！