うまスクエア

5月26日(日) 東京11R

日本ダービー(GⅠ) 芝2400m

●上位人気馬格付けチェック

馬番	馬名	能力	上昇度	馬券妙味
⑥	サートゥルナーリア	A	C	B
⑦	ダノンキングリー	A	B	B
⑬	ヴェロックス	A	C	B
⑱	シュヴァルツリーゼ	C	A	A

※各付けチェックの表記について
上位人気馬を[絶対能力]－[上昇度]－[馬券妙味]の各項目についてＡＢＣの３段階で評価しています。

●田中充興の見解
今回のダービーは指数上皐月賞の上位３頭が抜けている構図になっている。

今年の皐月賞の上位３頭は例年の皐月賞勝ちと同等なレベルの指数をマークした。皐月賞馬にふさわしい馬が３頭いたと言う結果だったわけだ。その３頭が皐月賞と同様なパフォーマンスで走れるならば、今回のダービーも皐月賞の上位３頭で決まりだろう。ただ競走馬は高いパフォーマンスを見せたあとのレースでは疲労が溜まってしまい、凡走、もしくはスランプ状態になる事もある。今回のダービーで皐月賞上位３頭は疲労から総崩れという可能性もあるのだ。また今回１番人気に支持されているサートゥルナーリアはホープフルSまでの３戦は目立った指数がなく、楽な競馬をしていた。そこに来て前走の皐月賞で初めて厳しい競馬を経験した訳だ、苦しい競馬だったことは直線でヨレた事からも窺える。

自分が一般のレースを予想する場合、このパターンの馬を高い評価する事はない、普通は消しだ。ただサートゥルナーリアが通常の測りを超えるほどに潜在能力が高いのならば、ここもクリアという事もあるだろう。また今回のダービーは皐月賞上位３頭と他の馬に指数差が大きい一戦、通常ダービー馬になる場合は自己新の指数をダービーでマークして勝利すると言うことがほとんどだが、２００８年のダービー馬ディープスカイは前走NHKマイルCで自己新の高指数をマークし、そこから指数をダウンさせてダービーを勝利した。今年の皐月賞上位３頭ならばそういった前走比指数ダウンでダービー上位入線と言うパターンもあり得るかもしれないほど、皐月賞上位３頭と他の馬には指数差がある。そうは言っても崩れる可能性を感じる上位人気馬を本命にするのはバカバカしいし、そんなレースならば参加しない方がましだ。

そこで今回の本命にはシュヴァルツリーゼを指名する。この馬は昨秋の新馬戦で爆発的な瞬発力を見せて勝利した馬、この時点で将来の活躍は保証されたような走りだった。その驚異的な潜在能力の一端が見えたのが前々走の弥生賞、チグハグなレースぶりで４角では大外に振られながらも２着。それも休養明けでのもの、特に今年の弥生賞はタフな馬場状態、休養明けはスタミナが一番失われるもの、よって休養明けでタフな馬場状態というのは不利、そんな２重苦のような状況でいきなり好走した事から、着順以上の潜在能力を感じ取る事が出来た。前走の皐月賞は休養明けで激走した疲れもあったろうし、またちぐはぐなレースぶりだった。現状は気性に問題があり馬群に入ると嫌がってしまう様子、そういう意味で今回の大外枠は揉まれないで済むので、この馬にとってはプラスだろう。

2007年クラシック戦線、デビュー2戦目でいきなり弥生賞2着したココナッツパンチは皐月賞で敗退した後の目黒記念で勝ち馬ポップロックと同タイムの2着、このときの指数は同日に行なわれた日本ダービーでのウオッカの指数よりも上だった。たしかにココナッツパンチはハンデ51キロでのものなので、同日のダービーで勝つまでは行かなかっただろう、おそらく2着か3着、4着あたりだったと見るが、キャリアが浅い馬の上昇度はとても大きい場合があることをココナッツパンチが証明している。また２００２年皐月賞でも前走若葉Sで不利があって７着と能力を出し切れなかったキャリア４戦目のノーリーズンが大きな上積みを見せて１５番人気で勝利した事もあるように、とにかくキャリアの浅い馬は信じられない上昇度を見せる事もある。今回のシュヴァルツリーゼはココナッツパンチと同等な戦歴、まだ幼い感じのする馬だが、良い解釈をすれば上積みが大きく見込めるということ。この舞台で覚醒を期待する。

●最終結論

◎	⑱	シュヴァルツリーゼ
○	⑥	サートゥルナーリア
▲	⑦	ダノンキングリー
△	⑬	ヴェロックス
△	⑨	ニシノデイジー

●穴の馬連 卍固め

6	-	18	（40%）
7	-	18	（30%）
13	-	18	（25%）
9	-	18	（5%）

●３連単
[軸]18 [相手]6.7.9.13（◎１頭軸マルチ 36点）