【穴馬券ネオメソッド】
今年の中山芝1200を象徴する血統は?
AM1422kHz・ラジオ日本
【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が予想を公開!(13時頃より放送予定)
中山11R スプリンターズS(GⅠ)(芝1200m)
馬場改修をキッカケに、傾向が一変したスプリンターズS。
この傾向変化を説明する際に、最も分かりやすいのがサンデー系産駒の成績です。
上記表のように、改修前後でサンデー系産駒は同コース成績を一変させました。
それを象徴する形で、改修直後の15年には1~3着はおろか掲示板まで独占。
その翌年も、ダイワメジャー産駒(ちなみに、ダイワメジャーも改修前後で大きく成績を跳ね上げています)の人気薄ソルヴェイグとディープ産駒のミッキーアイルが同時好走。まさに馬場改修で最も得をした血統が、サンデー系だったと言えるでしょう。
と、ここまでは馬場改修によって、中山芝1200の血統傾向が一変したという話。この後は、同年の芝1200成績がスプリンターズSに反映されやすくなっているという仮説の検証です。
この仮説を裏付けるのも、同じサンデー系産駒の成績。
馬場改修の恩恵を受け、中山芝1200で好成績を叩けるようになったサンデー系ですが、昨年は全体的にやや成績を落とし気味でした。その結果、同年のスプリンターズSでも結果を残すことができず。
たしかに、昨年のスプリンターズSに出走したサンデー系産駒はキンシャサノキセキ産駒が2頭だけ。出走数自体が少なかったことが要因である可能性は否定できません。
しかし、そもそも出走数自体が少なかったというところが、同年の芝1200で成績を残せなかったことと関係があると考えることも可能。
さらにいえば、そのサンデー系以上に好成績を挙げていた血統があったというところもポイント。
ここ2年、サンデー系以上に同コース成績を伸ばしているのがミスプロ系。
改修直後の15年は目立った成績を残すことができず、本番でもサンデー系の独占を許しましたが、翌16年は連対率、複勝率ベースで一気に成績を跳ね上げました。その結果、スプリンターズSでも勝ち馬レッドファルクスを送り込みます。
そして、さらに成績を伸ばした昨年。今度は1~3着を独占。同年の勢いそのままに、サンデー系を見事に逆転してみせました。
15年と17年、ともに同系統が上位を独占したこの2年における、サンデー系とミスプロ系の成績を並べてみると、このレースにおいて、いかに同年の芝1200成績が重要かよく分かると思います。
そして今年です。
まず前提として、改修直後の15年から3年間、このレースはサンデー系とミスプロ系が独占状態。今年、これまでの成績を見て、ノーザンダンサー系やナスルーラ系が極端に成績を伸ばしているということもありません。
今年も、ミスプロ系VSサンデー系の構図と見ていいでしょう。
問題は、どちらを重視するかということ。
出走数が約半分だということを考えれば、ミスプロ系が優勢と見ていいでしょう。
そのミスプロ系は、昨年より若干ですが成績を落としているように見えますが、これは母数が増えていることが要因と考えられます。勝数、連対数自体はほぼ昨年水準。さらにいえば、回収率がアップしている点も見逃せません。
二桁人気馬の大激走があって回収率が跳ね上がっているというわけではなく、5~9人気のレンジで複数の好走があった結果の回収率アップ。今年は人気薄の期待値が上がっているという点に注目。
「ミスプロ系の人気薄」
これが今年の中山芝1200における最も顕著な血統傾向と判断。同時に、これが今年のスプリンターズSの候補馬抽出テーマとなります。
①ラインスピリット
③ワンスインナムーン
⑪セイウンコウセイ
⑬ティーハーフ
⑮ムーンクエイク
③ワンスインナムーンは昨年の3着馬。その後、海外遠征の影響が祟って調子を崩していたようですが、前走で思い切った競馬をしたことで復活。上昇曲線でGⅠを迎えられるのはプラス材料。本気を出せば一番スピードがあるのはこの馬だと見ています。肉を切らせて骨を断つ、そんなイメージの逃げ切りを期待します。
動画で解説 ~スプリンターズS(GⅠ)~
【日曜の注目穴馬】
中山12R内房S(ダ1800m)
◎
②フィールザプリティ
土曜1Rに行われたダ1800戦を勝ったタンクティーエーがブラックタイド産駒。
同産駒は初日にもデザートスネークが強敵アナザートゥルースを捻じ伏せて勝利しており、これで今開催4戦2勝の好成績。
実は、昨年秋の中山ダ1800でもブラックタイド産駒は5頭出走して【2-1-0-2】と好成績。この時期の中山ダ1800を得意にしていることがよく分かります。そのブラックタイド産駒が②フィールザプリティ。
掴み処のないムラ馬ではありますが、3走前にはこのコースで現級3着しており、力が全く足りないということはないはず。
その3走前に2キロ差で0.4秒差だったブライトンロックとは、今回、5キロの斤量差。また、前走で0.3秒差(斤量差2キロ)だったサトノアッシュとは、今回、4キロの斤量差。人気になる馬たちと比較して、斤量的に有利となる今回が絶好の馬券機と見ました。
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