穴馬券ネオメソッド(予想公開編)
異流血統とリピーター
【穴馬券ネオメソッド】
AM1422kHz・ラジオ日本
【土曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が予想を公開!(16時頃より放送予定)
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阪神11R 阪神C(GⅡ)(芝1400m)
阪神Cのポイントは以下の通りです。
・重厚血統保持馬(特にセントサイモン系保持・内包馬)
・強烈なリピーター性
この2点です。
スピードの要求値が低く、欧州的な重たさを問われるのがこのレースの特徴。ニジンスキー系など欧州血統を持った馬の好走例が目立ちます。
その中で、何と言ってもこのレースと異常なくらい相性の良い系統がセントサイモン系です。いまや血統表の奥底にしか眠っていないオールド血統。スピードが根本的に足りない代わりに、底力は一級品。特にリボーは
“底力の権化”として大舞台で貴重な存在感を見せることがあります。そんな血統が幅を利かせるくらいですから、単純な1400のスピード比べというレースでないことはハッキリしています。
このレースで活躍が目立つフジキセキやマンハッタンカフェも、数少ないセントサイモン系サンデーに該当します。
そして、もうひとつの強調テーマが
「リピーター性」です。
このレースは、同一馬の複数回好走がやたらと多いレースとして知られています。
このレースが新設されたのが2006年。まだ11回しか行われていない中で、これだけの馬が複数回好走しています。しかも、人気の有無に関わらずです。
これまで何度も解説している通り、リピーター性の定義は、
「同じ馬が近走着順に関係なく複数回好走するレース」のこと。すなわちそれは、特殊な適性が問われるレースであるということです。特殊な適性が要求されるからこそ、その特殊な適性を持った馬が何度も好走する。そして、その特殊な適性は他の条件では活かされないことが多いため、該当馬は必然的に他のレースで凡走が多くなる。これがリピーターレースの本質です。
最初に紹介したとおり、このレースはセントサイモン系という極めて古い、マイナー血統が幅を利かせるレースです。もうこの時点で一般的なレースとはズレた特殊な適性が求められていることは明らかなわけです。だからこそ、その特殊な適性を持った馬が何度も馬券になるわけですね。
リピーターレースの本質を明快に指し示す、非常に貴重なレースだと思います。
さて、これらのポイントから今年の候補馬をピックアップします。
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