境和樹の穴馬券ネオメソッド

穴馬券ネオメソッド(予想公開編)

血統適性がモノを言う今年の菊花賞

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【穴馬券ネオメソッド】

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京都11R 菊花賞(GⅠ)(芝3000m)

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最近の菊花賞は、昔ほどスタミナが問われなくなっています。
昨年、人気を分け合ったディープ産駒サトノダイヤモンドとディーマジェスティを比較すると、そのことはハッキリすると思います。

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字面の血統だけなら、母父ブライアンズタイムに母母父サドラーズウェルズというディーマジェスティの方が長距離向きです。
一方のサトノダイヤモンドは、母父がダンチヒ系で母母父にはサザンヘイローという米国的で底力の低い血統が入っています。長距離でスタミナが問われるような流れになれば、ガス欠になる可能性が高いと考えるのが普通です。実際、この馬は後の天皇賞・春や凱旋門賞では完全にスタミナ不足を露呈しています。

しかし、結果はサトノダイヤモンドが勝ってディーマジェスティが4着。これが最近の菊花賞の潮流です。すなわち、コテコテの3000適性は不要なんですね。バリバリのステイヤーが少なくなった昨今。ましてや3歳馬しか出てこないレースですから、そこに究極のスタミナは不要。むしろ、レース全体がスピードを必要としている状況にあっては、かえって邪魔にすらなってしまうという理屈です。

ただ、今年の菊花賞はそんな時代の流れに逆行するんじゃないかと考えています。

まずは3歳世代のレベルがそう高くないという構図です。神戸新聞杯の内容を見る限り、レイデオロはこの世代では一枚抜けているかな? と感じますが、そのレイデオロを筆頭にダービー3着内馬が全て不出走というメンバー構成。叩き台という事情はあるにせよ、皐月賞馬アルアインが復帰緒戦で1000万クラスのミッキースワローにアッサリやられてしまったということを考えても、春の既成勢力にはスキがある可能性が高い。そして、春の実績で劣る組にチャンスがあるとすれば、それは3000という適性でパフォーマンスを上げられる馬なのではないかと考えられるわけです。

また、今年はどうも天候が思わしくないという予報も出ています。道悪になることで、そんな馬場への適性が求められることはもちろん、最近の菊花賞で求められているスピードや瞬発力の要求値が下がることが想定されます。このことで、かつてのようなスタミナ血統(旧菊花賞血統と言ってもいいでしょう)が巻き返してくるのではないかと考えらます。

『あえて、長距離適性を重視』

これが今年の菊花賞の予想プランです。旧菊花賞血統を中心に、スタミナ豊富な長距離血統にフォーカスを当てようと思います。

旧菊花賞血統といえば、ロベルト系、トニービン系、そしてニジンスキー系サンデーです。

sakai

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かなり多くの候補馬が挙がりましたが、これも良い兆候かなと見ています。
近年の菊花賞がスピード要素の強いレース、つまり、スタミナ欲求の低いレースになっている要因が、純粋なステイヤー色が薄いメンバー構成になっていたことだと考えれば

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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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