うまスクエア

穴馬券ネオメソッド(予想公開編)

純粋なダート適性が問われるレース

【穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【土曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が予想を公開！(16時頃より放送予定)

東京11Ｒ　武蔵野Ｓ（ＧⅢ）(ダ1600ｍ)

このレースは、一言で『父系米国血統』が非常に強いレースです。

【武蔵野Ｓと父系米国血統保持馬】

15年２人気１着ノンコノユメ
（父トワイニング）

15年５人気２着タガノトネール
（父ケイムホーム）

15年１人気３着モーニン
（父ヘニーヒューズ）

14年１人気２着エアハリファ
（父ディスクリートキャット）

13年７人気３着ベストウォーリア
（父マジェスティックウォリアー）

12年１人気１着イジゲン
（父エンパイアメーカー）

11年４人気１着ナムラタイタン
（父サウスヴィグラス）

10年６人気１着グロリアスノア
（父プリサイスエンド）

主にミスプロ系とストームバード系に代表されるダート型Ｎダンサー系産駒が主力。類似の適性を持っているヴァイスリージェント系も、意外に出走数自体は少ないのですが、10年９番人気３着ブラボーデイジーもいますから、悪くはないと思います。

難しいのは、米国血統の中でもボールドルーラー系をどう見るかですね。上記表にも名前があるベストウォーリア（父マジェスティックウォリアー）と04年の勝ち馬ピットファイター（父プルピット）だけしか３着内に入った馬がいないという事実は少々寂しいですが、トータルの出走数自体がまだ８頭しかいないので、これから勢力を拡大する可能性もまだ残されているとは考えられます。これは、この系統の本質的なコース適性を考えれば決して希望的観測でもありません。これをもって、ボールドルーラー系産駒もＯＫとしておくのはあり得る考え方だとは思います。
ただ、個人的にはタピット産駒の（0-0-0-5/5）がほとんど人気を下回る凡走である点が気になっています。全く否定する気はありませんが、好んでこの系統から選ぶのはどうだろうな？　という印象です

また、昨年も指摘したとおり、サンデー系産駒の成績があまり良くないという特徴もあります。東京ダ1600は芝向きの瞬発力やスピードを問われることが多いのですが、このレースに関しては、もう少し純粋なダート適性、すなわちパワーや持続力が問われることが多いと考えられます。その結果として、米国性の強い血統がサンデー系を圧倒するんだと思います。

【武蔵野Ｓとサンデー系産駒】

成　績 （1-3-1-44/49）
勝　率 2.0％
連対率 8.2％
複勝率 10.2％
単回率 ７％
複回率 37％

cf.フェブラリーＳとサンデー系産駒

成　績 （6-3-2-44/55）
勝　率 10.9％
連対率 16.4％
複勝率 20.0％
単回率 524％
複回率 108％


同じ条件で行われるフェブラリーＳと比較しても、武蔵野Ｓにおけるサンデー系産駒の不振は明らかです。出走数自体にそう差があるわけではありませんし、やはり別の適性が求められていると考えるべきでしょう。フェブラリーＳでのべ５頭の連対馬を輩出しているゴールドアリュール産駒も、このレースになるとのべ７頭の出走馬がオール着外に敗れています。

狙いはミスプロ系、ストームキャット系を中心とした米国血統産駒。サンデー系は少し評価を下げて考えたいレースです。

候補馬は以下の通り

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