穴馬券ネオメソッド(予想公開編)
弥生賞の微妙な変遷
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【穴馬券ネオメソッド】
中山11R 弥生賞(芝2000m)
ここ2年の弥生賞を見てみると、どうやらレースの本質自体が微妙に変化しているようです。それを象徴するのがラップ推移
【弥生賞のラップ推移】
14年 12.4-11.0-12.2-12.8-12.8-11.9-11.9-12.3-11.9-12.2 61.2-60.2
13年 12.9-11.4-12.2-12.4-12.7-12.5-11.7-11.6-11.4-12.2 61.6-59.4
~
12年 12.5-11.0-12.7-13.5-13.4-13.1-12.3-11.9-11.5-12.0 63.1-60.8
11年 12.8-11.3-12.2-12.8-12.6-12.4-12.2-11.8-11.2-11.7 61.7-59.3
10年 12.8-11.6-12.7-13.5-13.0-13.0-12.7-12.5-12.1-12.2 63.6-62.5
09年 12.4-11.3-12.2-13.0-13.1-13.0-12.7-12.2-11.5-12.1 62.0-61.5
08年 12.2-11.5-12.4-12.8-12.9-12.5-12.3-11.7-11.3-12.2 61.8-60.0
多少の馬場差はありますが、12年以前の弥生賞が道中で13秒台を挟む緩ラップだったのに対し、近2年は後半4~5Fくらいでダラダラ脚を使い続ける持続力ラップになっています。
この変化に伴い、狙い馬を決めるテーマ設定も多少異なることになります。かつての弥生賞といえば、同じ条件で行われる本番の皐月賞に比べて全体的にスタミナの要求値が低く、人気を落としたマイラータイプが瞬発力を活かして穴を開けるケースが多かったところ、近2年は持続力血統を持った馬が走りやすくなっています。
【近2年の弥生賞好走馬の血統】
14年4人2着ワンアンドオンリー(母父タイキシャトル)
14年2人3着アデイインザライフ(母父サクラバクシンオー)
13年6人1着カミノタサハラ(母父フレンチデピュティ)
13年10人2着ミヤジタイガ(母父エルコレドール)
どちらかと言うと1400m以下に適性があるタイキシャトルやバクシンオー、13年はダート的馬力血統を母系に持った馬が人気薄で激走しています。これが、弥生賞というレースの変遷に伴う血統的な変化と言えるでしょう。
ただし、同じ持続力でも本番たる皐月賞で要求されるような、欧州的なスタミナに基づいた持続力はあまり問われません。かえって重さが勝ってマイナスにすら作用します。
【皐月賞のラップ推移】
14年 12.3-11.4-11.9-11.9-12.7-12.1-12.0-11.6-11.7-12.0 60.2-59.4
13年 12.0-10.6-11.5-11.6-12.3-12.1-12.0-11.9-12.0-12.0 58.0-60.0
12年 12.4-11.1-12.3-11.9-11.4-11.6-12.2-12.7-13.6-12.1 59.1-62.2
10年 12.1-10.9-12.4-12.1-12.6-12.5-12.3-12.1-11.8-12.0 60.1-60.7
09年 12.1-10.8-11.9-12.1-12.2-12.1-11.9-11.8-11.7-12.1 59.1-59.6
08年 12.2-11.5-12.5-12.6-12.6-12.8-12.3-11.2-11.5-12.5 61.4-60.3
弥生賞と皐月賞の大きな違いは、前半3~4Fの速さです。さすがに皐月賞はクラシック本番ですから、序盤から結構前掛かりになりやすいんですね。中山芝2000mは、スタート直後とラストに2度の強烈な坂越えがあるコース。序盤に無理をすると必ずそのツケはラストに出ます。したがって、レース自体がかなりスタミナ欲求の強いものとなり、結果的に凱旋門賞血統クラスのスタミナと底力が必要ということになります。
しかし、弥生賞は序盤が皐月賞に比べて楽ですから、その分だけスタミナの要求値は下がります。結果的に、ダート的馬力に基づいた持続力でも対応可能、というより、それの方が望ましいという結果になると考えられます。
テーマとしては、
「持続力重視」、しかも
「ダート的な馬力」です。中山コースですから、極端に速い上がりは必要ありません。34秒台後半から35秒台程度の脚が使えれば十分。そのあたりも考慮しながら、今年の候補馬を選定します。
③シャイニングレイ(母父クロフネ)
⑤ブライトエンブレム(母父ウォーエンブレム)
⑪コメート(母父アフリート)
この3頭が今年の候補馬。中から……
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