穴馬券ネオメソッド(予想公開編)
好相性血統と、出世が遅れた馬
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【穴馬券ネオメソッド】
東京11R アルゼンチン共和国杯(芝2500m)
毎年書いている(というより、正確に言えば半期に一度)ことですが、春の目黒記念と秋のアルゼンチン共和国杯の2鞍だけ組まれている東京芝2500m重賞。特殊条件ということもあり、この両レースには共通点がいくつか存在します。そして、その共通点がこの条件における適性を計るポイント。当然、買う馬を決める際の重要なファクターになります。
【東京芝2500m重賞のポイント】
・ロベルト系保持馬
・基本的に鈍足血統
・出世が遅れた馬
【東京芝2500m重賞で好走したロベルト系保持馬】
13年目黒記念1着ムスカテール
(父マヤノトップガン)
12年アル共2着ムスカテール
(父マヤノトップガン)
11年アル共3着カワキタコマンド
(母父ナリタブライアン)
11年目黒記念1着キングトップガン
(父マヤノトップガン)
10年アル共3着コスモヘレノス
(父グラスワンダー)
09年アル共2着アーネストリー
(父グラスワンダー)
09年目黒記念3着ハギノジョイフル
(父タニノギムレット)
08年アル共1着スクリーンヒーロー
(父グラスワンダー)
08年目黒記念3着ロックドゥカンブ
(父レッドランサム)
ロベルト系が頻繁に好走することに関しては、やはり2500mという距離が大きいと思います。菊花賞や天皇賞・春でも穴の肝になりやすいロベルト系は、もはや長距離重賞、GⅠの必須血統。その意味で、スタミナの要求値が高いこの条件と相性が良いのでしょう。
【直近の東京芝2500m重賞で好走した人気薄】
14年目黒記念
8人1着マイネルメダリスト
(ステイゴールド×アサティス)
12人2着ラブイズブーシェ
(マンハッタンカフェ×メジロマックイーン)
13年アル共
7人1着アスカクリチャン
(スターリングローズ×ダイナレター)
12年アル共
6人3着マイネルマーク
(ロージズインメイ×サッカーボーイ)
これは、この後に指摘するポイントとも絡むところですが、東京芝2500m重賞においては、2000m前後の条件だと多少スピードが足りないように映る鈍足血統やマイナー血統がパフォーマンスを上げやすくなります。今年の目黒記念も、サンデー系の中では比較的脚の遅いステイゴールドとマンハッタンカフェ産駒が好走しています。
【東京芝2500m重賞の“出世遅れ”タイプの好走例】
14年目黒記念
8人1着マイネルメダリスト
(オープン入り6歳春)
12人2着ラブイズブーシェ
(未勝利戦を勝てず)
13年アル共
7人1着アスカクリチャン
(未勝利勝ちに11戦)
12年アル共
6人3着マイネルマーク
(未勝利勝ちに9戦)
なかなか説明しづらいところもあるのですが、要するに、デビューからポンポンと勝ち上がったような馬よりも、なかなか結果が出せず、条件戦でも取りこぼしていたような馬の方が狙いが立つわけです。
これは、『東京芝2500m重賞において、前走条件馬の好走が多い』というポイントとも繋がります。
【前走条件馬の好走例】
12年2着ムスカテール
12年3着マイネルマーク
11年1着トレイルブレイザー
10年3着コスモヘレノス
09年2着アーネストリー
08年1着スクリーンヒーロー
08年2着ジャガーメイル
なぜ条件上がりが有利なのか?という点については、昨年のコラムを読み返していただければ幸いです。簡単に言ってしまえば、特殊条件ゆえに、一般条件で勝ちあぐねていたような馬(出世が遅れてしまった馬)の方が、適性を隠している可能性が高いということです。
つまりは、「なんだかここまで来るのにモタモタしたなぁ」と思わせるようなキャリアを持った馬が狙い目なのです。
今年は…
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