境和樹の穴馬券ネオメソッド

穴馬券ネオメソッド(予想公開編)

クロフネ産駒不在の今年は?

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【穴馬券ネオメソッド】

京都11R ファンタジーS(芝1400m)

昨年、モズハツコイに◎を打って成功したこのレースですが、とにかく、「クロフネ産駒」が異常に強いことで知られるレースです。

【クロフネ産駒とファンタジーS】

成 績:(2-2-2-3/9)

勝 率:22.2%

連対率:44.4%

複勝率:66.7%

単回率:174%

複回率:411%

昨年も、先述モズハツコイはもちろん3着にも同産駒のアドマイヤビジンが入りました。しかもこちらは15番人気ですからね。上記成績を見ても分かる通り、出ればほとんど来るという状況ですから、これはもう見つけたら即買いと覚えておいていいでしょう。

ただ、残念ながら今年は該当馬が不在。この血統パターンは使えません。来年以降、絶対にお忘れなきよう……と注意喚起するところまでですね。

そのクロフネ産駒の好相性と関連するように、このレースでは「ダート的馬力血統」が頻繁に馬券になります。これもファンタジーSの血統傾向と言っていいでしょう。

【ファンタジーSとダート血統保持馬】

12年2人1着サウンドリアーナ
(父ケイムホーム)

12年4人2着ローブティサージュ
(父ウォーエンブレム)

11年4人2着アンチュラス
(母父ワイルドゾーン)

10年4人1着マルモセーラ
(父クロフネ)

10年7人2着ホーマンフリップ
(母父フレンチデピュティ)

10年5人3着ホエールキャプチャ
(母父ストームキャット)

09年5人2着ベストクルーズ
(父クロフネ)

07年4人1着オディール
(父クロフネ)

06年2人2着イクスキューズ
(父ボストンハーバー)

05年1人1着アルーリングボイス
(父フレンチデピュティ)

クロフネのみならず、その親玉であるフレンチデピュティが馬券になっていることに加え、同じダート型Nダンサーの仲間であるストームキャット系の名前もありますから、総じてこの手の系統が強いということが分かりますね。元々、芝1400mはダート的な持続力と馬力が重要な条件ですから、ある意味で必然と言えるでしょう。また、2歳戦という側面からも、芝血統に比して完成度が高くなりやすいという点で、やはりダート血統が走りやすくなるのだと思います。

クロフネ産駒が不在の今年、普通ならばこの「ダート血統保持馬」というテーマで狙い馬を探すところですが、少し調べを進めてみて、面白い好相性血統を見つけたので、今年はコレをプッシュしておきます。

【ミスプロ系×Nダンサー系とファンタジーS】

成 績:(3-1-2-9/15) cf(6-1-2-11/20)

勝 率:20.0%(30.0%)

連対率:26.7%(35.0%)

複勝率:40.0%(45.0%)

単回率:155%(301%)

複回率:138%(146%)

※カッコ内は父Nダンサー系×母父ミスプロ系も含めた成績

12年にはサウンドリアーナ(ケイムホーム×ダンシングブレーヴ)、ローブティサージュ(ウォーエンブレム×シングスピール)、アメージングムーン(アドマイヤムーン×テンビー)で1~3着独占。あの結果がなかなか衝撃的だったので、気にはなっていたのですが、改めて調べてみるとなるほどの好相性であることが分かりました。ちなみに、12年はクロフネ産駒も出走していましたが、このミスプロ×Nダンサーの圧倒的な勢いに屈しています。ひょっとして、クロフネ産駒以上に適性を秘める配合なのでは……とも考えられるわけです。

というわけで、今年は…

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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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