境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2013年10月13日]

瞬発力より持続力の要求値が高い

秋華賞の馬券の鍵は「瞬発力より持続力」と話す“境和樹”の買っておきたい人気薄とは?

【日曜の穴馬券ネオメソッド】

京都11R秋華賞 芝2000m

(9)ノボリディアーナ

動画で解説 ~秋華賞(G1)~

馬券的にかなり面白いレースになると思います。慎重に狙い馬を探す価値があります。

まずは、過去の傾向から浮かび上がる秋華賞というレース固有のポイントについて。

~秋華賞のポイント~
1.ダート血統を筆頭とした持続力血統がとにかく穴を開ける。
2.サンデーサイレンス産駒が苦手としたレース
3.牡馬相手に1000万勝ち、または牡馬相手に1600万下好走が上がり馬の通用ライン


まずは「ダート血統を筆頭とした持続力血統がとにかく穴を開ける」という点について。

【秋華賞と持続力血統】
11年2着キョウワジャンヌ(母父シーキングザゴールド)
10年1着アパパネ(母父ソルトレイク)
10年2着アニメイトバイオ(母父フレンチデピュティ)
08年1着ブラックエンブレム(父ウォーエンブレム)
08年3着プロヴィナージュ(父フレンチデピュティ)

【サンデーサイレンス産駒と秋華賞】
(2-2-1-47/52) 勝率3.8% 連対率7.7% 複勝率9.6%


ダート血統を持った馬が強く、サンデーサイレンス産駒が大苦戦したレース。これに、08年8番人気2着ムードインディゴ、07年7番人気2着レインダンスとダンスインザダーク産駒が穴を開けているという傾向を合わせれば、明らかに秋華賞というレースは「瞬発力より持続力の要求値が高い」ということが分かります。コーナー4つの内回り、当たり前と言えば当たり前ですが、やはり早めにアクセルを踏んで雪崩れ込む競馬になりやすいことから、溜めて一瞬の切れを活かす瞬発力タイプより、ダラダラと脚を使える持続力タイプに向いた舞台であることは明らかです。

血統的には、「ダート血統」「その他持続力血統」を持っている馬が穴の狙い目となります。

最後のポイントは、もはや秋華賞において有名になり過ぎたメルクマールと言えるでしょう。ちなみに、これは紫苑Sの予想をした際に申し上げたことですが、トライアルレースであれば、「牡馬相手に500万勝ち、1000万好走」で通用します。要するに、上がり馬に関しては明らかに要求されるレベルが一段上がることになります。

そして、この秋華賞自体のテーマに加えて、今年の秋華賞特有のポイントを加味して考えてみます。

~今年の秋華賞のポイント~
1.人気のデニムアンドルビーは重たい馬場に対する適性が高い
2.ローズSは道悪だった上に、先行馬総崩れの展開破綻レースだった
3.開幕週の段階で京都芝は通常より1.5秒程度時計が出る高速馬場である


まず最初のテーマに関しては、これまでの戦績から明らかになることだと思います。
前走後に内田博騎手は「ゴールドシップに乗っているみたいだった」と笑いながらコメントしたそうです。本人はエンジンが掛かってからの脚の凄さを表現したつもりでしょうが、これは別の意味で正解だと思います。先週の京都大賞典を見ても分かる通り、重たい馬場でパフォーマンスを跳ね上げるタイプの馬は、軽い馬場になると本当にモロイものです。私も、デニムアンドルビーはゴールドシップの牝馬版のような馬だと思います。だからこそ、パンパンの良馬場でやる限り、相当危ない存在だと思うわけです。

次に、そのデニムアンドルビーが勝ったトライアルのローズSについて。
今年のローズSは、道中最後方にいたデニムアンドルビー、シャトーブランシュが1、2着し、3角二桁位置だったウリウリ、メイショウマンボでも仕掛けが早かったという、典型的な差し追い込み馬向きの流れでした。しかも、道悪。明らかに良馬場で行われる京都芝2000mとは意味合いが違うレースになったと見るべきです。最重要のトライアルレースが、本番に直結しない形で終了しているということ。これは非常に大事なポイントでしょう。
「ローズS組は、好走馬より先行して失速した凡走馬に注目すべし!」
普通に考えればこうなります。

最後に直近の馬場傾向。土曜日はダートが稍重スタートだったように、おそらく前日夕~夜の間に雨が降ったと推察されます(金曜昼発表の段階では芝、ダートともに良馬場でしたから)。それに伴い、土曜の芝コースは先週とは異なり時計の掛かる外差し馬場となっていました。これをどう見るかですね。正直、ダートの時計が異様に速くなっていることから、かなりの量が降ったんじゃないかと思います。
ただ、土曜は終日晴天の下で競馬が行われ、時間が経つにつれ徐々に時計の出方は元に戻る方向へ。日曜も天気が崩れる心配はなさそう。少なくともこれ以上時計が掛かる馬場になることは考えづらく、ここからは速くなっていく一方でしょう。
ならば、日曜は、先週までとはいかずとも、ある程度の高速傾向が復活する公算が強いと見ます。時計の速い馬場でパフォーマンスを上げる(少なくとも下げない)という個性はやはり必要だろうと考えます。

秋華賞自体のポイント、そして今年に限ったポイントを総合して、今年注目しておくべき穴馬候補は以下の通り。

予想はユーザー登録のあと!!

境和樹の馬券ネオメソッドとは?

『人気沸騰』『話題騒然』今、最も注目されている新進気鋭の実力派予想家【境和樹】の穴の単複1点勝負。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」

境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

友だち追加

PR

境和樹 SNS

コンテンツ一覧