馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2013年9月22日]
非根幹距離ゆえの特性を重視
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オールカマーの馬券の鍵は「ノーザンテーストを血統表の中に持っている馬」と話す“境和樹”の買っておきたい人気薄とは?
【日曜の穴馬券ネオメソッド】
中山11Rオールカマー 芝2200m
◎(15)ダイワファルコン
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【はじめに】
今回の予想コラムでは、『非根幹距離』という用語を多用します。意外と明確に定義する機会が少ないように思いますので、改めて定義を紹介しておきます。
『根幹距離』:400mの倍数に当たる距離(1200、1600、2000、2400など)
『非根幹距離』:400mの倍数ではない距離(1400、1800、2200、2500など)
です。よろしくお願いします。
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毎度同じことを書くようで恐縮ですが、中山芝2200mは極めて高い適性が要求される舞台です。このオールカマーを3連覇したマツリダゴッホが、極めて分かりやすくそのことを証明しています。
マツリダゴッホという馬は、非根幹距離において適性がいかに重要かを語る上でこれ以上ないベストサンプルです。ご覧になられる方は是非、その全成績を改めて見直してみてください。相手が強い、弱いにかかわりなく、根幹距離でコロッと負けて非根幹距離で圧倒的な強さを見せ付ける。その繰り返しで現役生活を終えました。なんとその現役生活中、10勝を挙げながら根幹距離での勝ち鞍は1鞍のみ(しかも1000万条件戦)。残りの9勝は全て非根幹距離でのものでした。これほど適性の存在を明らかにする馬も珍しいと思います。
そんなマツリダゴッホの3連覇という事実からも、このオールカマーというレースが、「非根幹距離適性」を強く要求するレースであることは明白です。
そもそも、中山の非根幹距離は極めて高い適性が問われます。中山コース自体が適性の有無が大事になるコースであり、そのうえ、非根幹距離になるわけですから、これはもう『得意な馬しか走れない』とさえ言っても過言ではないでしょう。違う言い方をすれば、「適性で能力差を埋めやすい条件」ということです。
それだけ適性が問われる条件ですから、リピーターが多くなることは必然ですし、また、非根幹距離で実績を残した馬が好走する確率は非常に高くなります。そして、それがそのままオールカマーというレースのテーマとなります。
とにかく要求されるのは「非根幹距離に対する適性」であり、チェックすべきは「非根幹距離実績」です。
【オールカマー好走馬の非根幹距離実績】
12年1着ナカヤマナイト(共同通信杯勝ち)
11年1着アーネストリー(宝塚記念勝ち)
11年2着ゲシュタルト(京都新聞杯勝ち)
10年1着シンゲン(エプソムC勝ち)
10年2着ドリームジャーニー(宝塚記念、有馬記念勝ち)
09年1着マツリダゴッホ(前記の通り)
08年2着キングストレイル(セントライト記念勝ち)
さらに遡れば、06年1着バランスオブゲーム(中山記念勝ち)、06年2着コスモバルク(セントライト記念勝ち)などなど、非根幹距離の重賞で実績を残していた馬がとにかく強い、これがオールカマーの最大にして唯一の特徴です。
このテーマから、今年、買うかどうか検討すべき馬は以下の通りとなります
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