境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2013年8月18日]

鍵は短距離ダート的な適性にアリ

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北九州記念は「ハッキリした傾向が見えてきます」と話す“境和樹”の買っておきたい人気薄とは?


【日曜の穴馬券ネオメソッド】

小倉11R北九州記念 芝1200m

(2)ザッハトルテ

動画で解説 ~北九州記念(G3)~

昨年は12番人気のシゲルスダチに◎を打てたゲンの良いレース。今年も何とかしたいものです。

この北九州記念というレースを全体的に見てみると、ハッキリした傾向が見えてきます。それが…

・中山ダ1200m的な右肩上がりラップ
・それに伴いダート的な馬力と持続力の要求値が極めて高い


【北九州記念のラップ推移】
12年 11.6-10.1-10.5-11.3-11.6-11.8 32.2-34.7
11年 11.8-10.0-10.6-11.1-11.4-12.3 32.4-34.8
10年 11.6-10.0-10.5-11.2-11.5-12.3 32.1-35.0
09年 11.8-10.3-10.6-11.3-11.4-12.1 32.7-34.8
08年 11.8-10.3-10.9-11.4-11.4-11.7 33.0-34.5
07年 11.5-10.0-10.6-11.4-11.6-12.6 32.1-35.6
06年 11.9-10.1-10.9-11.3-11.5-12.3 32.9-35.1


cf 中山ダ1200mOPクラスの平均ラップ
12.0-10.5-11.1-11.9-12.0-12.6 33.6-36.4




芝、ダートの違いがあるので、当然のことながら数字は違いますが、大事なのはラップの形。スタートからゴールに向かうにしたがって数字が大きくなっていますよね。これがすなわち“右肩上がりのラップ”。この形のラップ推移では、「テンからガンガン飛ばしてゴール前では完全なバテ合いになる」ことになります。いわゆるダート的な流れの典型例と言ってもいいでしょう。
これが毎年のように繰り返されるのが、北九州記念というレースです。
こうなると要求されるのは、「ダート的な流れに対応できる血統」、すなわち『ダート血統』です。他にサクラバクシンオー産駒の成績もいい(昨年の勝ち馬スギノエンデバーも同産駒)このレースですが、これもやはり、テンから飛ばして終いバテ合いになるという競馬にバクシンオーが強いからにほかなりません。

【ダート血統保持馬の好走例】
12年2着シゲルスダチ(父クロフネ)
11年2着エーシンリジル(父フレンチデピュティ)
11年3着エーシンヴァーゴウ(母父サンダーガルチ)
10年2着スカイノダン(母父ワイルドアゲイン)
10年3着サンダルフォン(母父ジェイドロバリー)
09年1着サンダルフォン(母父ジェイドロバリー)
09年2着レディルージュ(父ブライアンズタイム)
09年3着カノヤザクラ(母父ウッドマン)
08年1着スリープレスナイト(父クロフネ)
07年1着キョウワロアリング(母父シーキングザゴールド)
07年2着アルーリングボイス(父フレンチデピュティ)
06年3着ホーマンテキーラ(母父ストームバード)


そのほかでも、一昨年の勝ち馬トウカイミステリーの父キングカメハメハは芝、ダート兼用血統ですし、08年2着のマルカフェニックス、06年の勝ち馬コスモフォーチュンは、ともに父がダンスインザダーク、マイネルラヴと、ダート的な持続力が要求される芝1400mに強い血統を持った馬でした。これらの馬をも含めることで、この北九州記念というレースが、「ダート的な馬力と持続力」を要求しているということが分かります。

ちなみに、今開催の小倉芝1200mも全般的にダート的な馬力血統を持った馬が頻繁に馬券になっています。この傾向からも「ダート的な馬力」の重要性を語ることができます。良績の多いフレンチデピュティの系統、ミスプロ系など、米国色の強い血統、ダートでも走れる血統を探す、これがこのレースのテーマとなります。

そのテーマに従って、今年買うかどうか検討すべき馬は以下の通り

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境和樹の馬券ネオメソッドとは?

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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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