馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2013年8月18日]
鍵は短距離ダート的な適性にアリ
<難解な夏競馬を攻略するために持っておきたい一冊>
血統評論家・境和樹が競馬ファンの皆様に向けて執筆した単行本『馬券で勝つ非常識ルール21』。全国書店で大反響!絶賛発売中です。アマゾンでもご購入出来ます。
Amazon.co.jp 競馬カテゴリー1位(3/16現在)
先日のNHKマイルCは、なんと単勝34倍の10番人気マイネルホウオウを単複1点で射抜きました。毎週、境和樹がツイッターで血統理論から導き出した厳選注目馬をつぶやいていきます!皆さん、フォローをお願いします。
北九州記念は「ハッキリした傾向が見えてきます」と話す“境和樹”の買っておきたい人気薄とは?
【日曜の穴馬券ネオメソッド】
小倉11R北九州記念 芝1200m
◎(2)ザッハトルテ
昨年は12番人気のシゲルスダチに◎を打てたゲンの良いレース。今年も何とかしたいものです。
この北九州記念というレースを全体的に見てみると、ハッキリした傾向が見えてきます。それが…
・中山ダ1200m的な右肩上がりラップ
・それに伴いダート的な馬力と持続力の要求値が極めて高い
【北九州記念のラップ推移】
12年 11.6-10.1-10.5-11.3-11.6-11.8 32.2-34.7
11年 11.8-10.0-10.6-11.1-11.4-12.3 32.4-34.8
10年 11.6-10.0-10.5-11.2-11.5-12.3 32.1-35.0
09年 11.8-10.3-10.6-11.3-11.4-12.1 32.7-34.8
08年 11.8-10.3-10.9-11.4-11.4-11.7 33.0-34.5
07年 11.5-10.0-10.6-11.4-11.6-12.6 32.1-35.6
06年 11.9-10.1-10.9-11.3-11.5-12.3 32.9-35.1
cf 中山ダ1200mOPクラスの平均ラップ
12.0-10.5-11.1-11.9-12.0-12.6 33.6-36.4
芝、ダートの違いがあるので、当然のことながら数字は違いますが、大事なのはラップの形。スタートからゴールに向かうにしたがって数字が大きくなっていますよね。これがすなわち“右肩上がりのラップ”。この形のラップ推移では、「テンからガンガン飛ばしてゴール前では完全なバテ合いになる」ことになります。いわゆるダート的な流れの典型例と言ってもいいでしょう。
これが毎年のように繰り返されるのが、北九州記念というレースです。
こうなると要求されるのは、「ダート的な流れに対応できる血統」、すなわち『ダート血統』です。他にサクラバクシンオー産駒の成績もいい(昨年の勝ち馬スギノエンデバーも同産駒)このレースですが、これもやはり、テンから飛ばして終いバテ合いになるという競馬にバクシンオーが強いからにほかなりません。
【ダート血統保持馬の好走例】
12年2着シゲルスダチ(父クロフネ)
11年2着エーシンリジル(父フレンチデピュティ)
11年3着エーシンヴァーゴウ(母父サンダーガルチ)
10年2着スカイノダン(母父ワイルドアゲイン)
10年3着サンダルフォン(母父ジェイドロバリー)
09年1着サンダルフォン(母父ジェイドロバリー)
09年2着レディルージュ(父ブライアンズタイム)
09年3着カノヤザクラ(母父ウッドマン)
08年1着スリープレスナイト(父クロフネ)
07年1着キョウワロアリング(母父シーキングザゴールド)
07年2着アルーリングボイス(父フレンチデピュティ)
06年3着ホーマンテキーラ(母父ストームバード)
そのほかでも、一昨年の勝ち馬トウカイミステリーの父キングカメハメハは芝、ダート兼用血統ですし、08年2着のマルカフェニックス、06年の勝ち馬コスモフォーチュンは、ともに父がダンスインザダーク、マイネルラヴと、ダート的な持続力が要求される芝1400mに強い血統を持った馬でした。これらの馬をも含めることで、この北九州記念というレースが、「ダート的な馬力と持続力」を要求しているということが分かります。
ちなみに、今開催の小倉芝1200mも全般的にダート的な馬力血統を持った馬が頻繁に馬券になっています。この傾向からも「ダート的な馬力」の重要性を語ることができます。良績の多いフレンチデピュティの系統、ミスプロ系など、米国色の強い血統、ダートでも走れる血統を探す、これがこのレースのテーマとなります。
そのテーマに従って、今年買うかどうか検討すべき馬は以下の通り
予想はユーザー登録のあと!!