馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2013年6月30日]
中京芝1200mの傾向に忠実に
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CBC賞の馬券の鍵は「1400mくらいに適性のある馬」と話す“境和樹”の買っておきたい人気薄とは?
【日曜の穴馬券ネオメソッド】
中京11RCBC賞 芝1200m
◎(6)ザッハトルテ
新装して少しづつサンプルが集まってきている中京コース。その芝1200mに関しては以下のような特徴があります。
・スピードの要求値が低く、馬力優先の馬場
・1400mくらいに適性のある馬が走りやすい
まずは最初のポイントである『スピードの要求値が低く、馬力優先の馬場』ということについて。
時計に関しては、単に馬場状態の問題だけでなくジョッキーの仕掛けドコロに対する認識の問題もあると思うので、これから徐々に時計自体は速くなっていくと思います。しかし、たとえば京都や新潟のような軽さが要求される馬場でないことだけは間違いないので、本質的には軽いスピードは不要と考えて問題ないと思います。その結果として、タイプ的にはダートでも走れそうな馬力型がパフォーマンスを上げやすくなります。血統的なポイントとしては、「ダート血統」「芝向きでも馬力に秀でたタイプ」「道悪が上手い血統」が走りやすいということになります。
【中京芝1200m重賞で好走したダート血統保持馬】
12年高松宮記念1着カレンチャン(父クロフネ)
12年高松宮記念2着サンカルロ(母父クラフティプロスペクター)
12年CBC賞2着スプリングサンダー(父クロフネ)
13年高松宮記念1着ロードカナロア(母父ストームキャット)
【中京芝1200mを得意にしている道悪血統】
・アドマイヤコジーン
・マンノウォー系
アドマイヤコジーン産駒は昨年のこのレースの勝ち馬マジンプロスパーだけでなく、ライブリシュネル、カリスマテーラーと違う馬で3勝していることから、かなり高い適性を読み取ることができます。ちなみに、マジン以外の2頭はともに二桁人気で勝っています。これだけの人気薄を激走させていることからも、アドマイヤコジーン産駒とこのコースの相性の良さは証明されていると言えるでしょう。
また、マンノウォー系保持馬も好相性。この系統を父か母父に持っている馬は、かなり希少性が高く、実際、このコースでも該当馬はのべ10頭しかいません。にもかかわらず、その成績は(2-2-1-5/10)というもの。勝率にして20.0%、連対率40.0%という超ハイアベレージを叩き出しています。
この2つの血統は、ともに道悪競馬でパフォーマンスを上げるという特徴があります。すなわち、道悪=スピードの要求値が低くなったところで好走しやすくなる個性がある血統ということ。そういった血統が走りやすいという事実から、このコースにおいてスピードの要求値が低いと考えることができるわけです。
次に『1400mくらいに適性のある馬が走りやすい』というポイントについて。これは過去に行われた重賞競走を例にとって考えましょう。
まず、一番最初に行われた2012年の高松宮記念。ここで2着に入ったサンカルロに注目。このサンカルロという馬は、1400mの重賞を3勝(2012年高松宮記念時点では2勝)している典型的な1400m巧者。マイルでは長いということで1200mを何度も使っていますが、いずれも明らかにスピード不足を露呈しており、まともに好走したのはこのレースのみです。
また、昨年のこのレースを制したマジンプロスパーも、重賞勝ちは1400mの阪急杯のみという状況でした。京都芝1200mで行われたシルクロードS、そして高松宮記念ともに勝負になりませんでした。
同レース2着のスプリングサンダーも、生涯成績で(4-3-1-6)という1400m巧者。1200mの成績が(1-1-0-7)だったことと比較しても、やはり適性が1400mにあったことは明白です。
この2頭は極めて顕著な例ですが、たとえば今年の高松宮記念で2、3着した2頭も、血統的には1400m適性を感じる馬たち。ドリームバレンチノは母父マイネルラブヴ、ハクサンムーンはアドマイヤムーン産駒ですから。
ロードカナロアが安田記念を制したことは能力の為せる業だったとしても、これらの結果から中京芝1200mにおいては「1400mくらいの適性が重要」であることは疑いないと言っていいでしょう。
このことから、CBC賞で狙える馬の判別方法は
・ダート血統、道悪血統保持馬
・1400m適性の高い馬、血統
ということになります。このテーマに沿って、今年買うかどうか検討すべき馬は以下の通り
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