馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2013年6月23日]
主流ズレを突く
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【日曜の穴馬券ネオメソッド】
阪神11R宝塚記念 芝2200m
◎(5)シルポート
宝塚記念というレースは、主流GIとは異なった適性が要求されるレースです。
それを証明するのが、「このレースが悲願達成のレースになりやすい」ということ。ちょっと前なら97年マーベラスサンデー、01年メイショウドトウ。最近で言えば、07年アドマイヤムーン(国内GI初勝利)や08年エイシンデピュティに10年ナカヤマフェスタ、そして11年アーネストリー。09年の勝ち馬ドリームジャーニーも、2歳時に朝日杯FSを勝ってからなかなかGIに手が届きませんでしたが、このレースで久々のタイトル奪取となりました。
このレースが初GI制覇になる馬が多い、言い換えれば、他のGIでタイトルに届かなかった馬が、このレースでパフォーマンスを上げる、この事実こそ、宝塚記念が主流からズレたレースであることの証明になります。元々、力のいる芝で行われる非根幹距離のレース。一般的な条件で力を発揮できなかった馬がパフォーマンスを上げて然るべき条件設定、実際にそれが結果として出ているわけです。『宝塚記念は主流とはズレた適性が必要になる』。これが、このレースを予想する上で意識しなければならない大切なポイントとなります。
ひとつ例を挙げて、いかに宝塚記念というレースが主流とズレているかを証明したいと思います。長くなるので文末に置きましたが、この宝塚記念と秋の天皇賞、それにジャパンカップの3つのレースに関して、レースの上がりタイムおよび上がり最速の馬の時計を比較します。ここでは、その平均値で比較してみます。
宝塚記念 レース上がり平均:36.1秒 上がり最速平均:35.4
天皇賞秋 レース上がり平均:35.2秒 上がり最速平均:33.6
J C レース上がり平均:34.6秒 上がり最速平均:33.6
馬場状態の違いもありますし、もちろん距離も違います。その意味で極めて大雑把な値であることは承知の上で、秋の東京で行われる古馬主流GIの2鞍と比較して、明らかな違いがあることが見て取れると思います。レースの上がりで1秒近く、上がり最速の馬の時計で2秒近く宝塚記念の方が掛かっています。
宝塚記念というレースは、天皇賞・秋やジャパンカップに比べて、スピードの要求値が低く、速い上がりも必要ありません。この差が“主流ズレ”であり、このことが、これまでGIを勝ち切れなかった馬たちの台頭という『悲願達成』を生むわけです。
このことから、宝塚記念というレースに関して
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