馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2013年5月12日]
考えられるアプローチはいくつかありますが…
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NHKマイルCは、なんと単勝34倍の10番人気マイネルホウオウを単複1点で射抜きました。毎週、境和樹がツイッターで血統理論から導き出した厳選注目馬をつぶやいていきます!皆さん、フォローをお願いします。
ヴィクトリアマイルは「ホームランを狙ってみます」と話す“境和樹”の買う超人気薄とは?
【日曜の穴馬券ネオメソッド】
東京11Rヴィクトリアマイル 芝1600m
◎(5)ザッハトルテ
この週中、今年のヴィクトリアマイルは血統的に幾つかのアプローチ方法が存在すると考えてきました。正直、どれを取ろうか非常に悩みましたね。
まず、ヴィクトリアマイルを予想する上で、血統的に考えられるアプローチ方法を列挙しておきます。
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1.ダート血統、特にヴァイスリージェント系狙い
2.東京芝1600mGIのトレンド血統として注目しているロベルト系狙い
3.馬個体の血統から、前走よりパフォーマンスを上げる可能性が高い馬狙い
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まず最初のポイントである『ダート血統、特にヴァイスリージェント系狙い』から。これは、過去のヴィクトリアマイルを検証した結果浮かび上がる血統傾向を重視する作戦。普段、私が重賞レースにおいて用いる作戦です。
【Vマイルにおけるダート血統保持馬の好走例】
12年1着ホエールキャプチャ(父クロフネ@ヴァイスリージェント系)
11年1着アパパネ(母父ソルトレイク@ヴァイスリージェント系)
10年2着ヒカルアマランサス(母父エーピーインディ)
09年2着ブラボーデイジー(父クロフネ@ヴァイスリージェント系)
09年3着ショウナンラノビア(父フレンチデピュティ@ヴァイスリージェント系)
08年3着ブルーメンブラット(母父トップサイダー)
昨年もこの傾向通りホエールキャプチャが勝っていますし、過去にはブラボーデイジーが11番人気2着、ショウナンラノビアが7番人気3着と大きな穴を開けている点も魅力。このレースと相性が良いのはダート血統、とりわけヴァイスリージェント系であることは間違いないところです。
次に、「東京芝1600mGIのトレンド血統として注目しているロベルト系狙い」です。これは、昨年の安田記念以降、各所で繰り返し提唱させていただいている東京マイルGIの血統傾向を重視する作戦です。
【最近の東京芝1600mGIで好走したロベルト系保持馬】
13年NHKマイルC3着フラムドグロワール(母父ブライアンズタイム)
12年安田記念1着、11年安田記念2着ストロングリターン(父シンボリクリスエス)
12年NHKマイルC2着アルフレード(父シンボリクリスエス)
11年安田記念3着、10年安田記念3着スマイルジャック(父タニノギムレット)
先週のNHKマイルCでは、父か母父にロベルトの血を持っている馬は2頭しかいませんでした。そんなマイノリティーな状況でも該当馬のフラムドグロワールが8番人気3着。「やっぱり!」と改めて感じたものです。上記サンプルを見ると大したことがないように見えるかもしれませんが、今後、東京芝1600mGIにおいては間違いなく重要な血統になることでしょう。
最後に、「馬個体の血統から、前走よりパフォーマンスを上げる可能性が高い馬狙い」。
このレースに限らず、『血統的な適性が明らかに低い舞台でパフォーマンスを下げた馬を、次走、適性があると考えられる条件で買う』という考え方は、極めてシンプルなものです。色々な敗因が考えられる中で、血統という視点から見れば『負けて当然』と言える馬は度々現れます。それに気付いていれば、次走で人気が落ちたところを狙えるということ。視点が血統にあることから、(世間的に意識されにくいことで)意外な人気薄で買えるというメリットがありますね。私の重賞予想の基本スタイルではありませんが、今年は顕著な馬がいるので、ちょっと考えてみてもいいかなと。
以上、3つのアプローチ方法が考えらえれる今年のヴィクトリアマイル。それぞれのテーマに沿って買うかどうか検討すべき馬をピックアップしてみます
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