馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2012年10月14日]
穴を開ける資格があるのは…
【日曜の穴馬券ネオメソッド】
京都11R秋華賞 芝2000m
◎(4)ハワイアンウインド
三冠制覇が掛かるジェンティルドンナ、同世代の牝馬同士なら力が二枚くらい抜けていることは疑いようがありませんし、前走のローズSで先行策を取ったことが厄介。あの競馬で結果を出されてしまうと、流れに左右されにくくなってしまいます。
ただ、とはいっても秋華賞。あのサンデーサイレンス産駒が、(2-2-1-47/52)勝率3.8%、連対率7.7%と大苦戦したレース。日本を代表し、クラシックを獲りまくったサンデーサイレンスが苦戦した以上、通常の条件とは異なる適性が要求されることは明らか。普通に考えれば、同世代、しかも牝馬同士で行われるとあっては、少々の適性の差では逆転できないものですが、諦める必要はありません。人気のジェンティルドンナはあくまで相手大本線。穴馬を見つけてブツける作戦で馬券を仕留めたいと思います。
このレースにおいて穴を開ける資格があるのはどんな馬なのか?今回はその分析に全力を注いでみました。
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【秋華賞で穴を開けた馬の特徴】
11年7番人気2着キョウワジャンヌ
父:ハーツクライ
母父:シーキングザゴールド
実績:ローズS3着、新潟芝1400m勝ち
10年6番人気2着アニメイトバイオ
父:ゼンノロブロイ
母父:フレンチデピュティ
実績:ローズS勝ち、春クラシック[8][4]着
08年11番人気1着ブラックエンブレム
父:ウォーエンブレム
母父ヘクタープロテクター
実績:フラワーC勝ち
08年8番人気2着ムードインディゴ
父:ダンスインザダーク
母父シャーポ
実績:ローズS2着、忘れな草賞勝ち
08年16番人気3着プロヴィナージュ
父:フレンチデピュティ
母父:サンデーサイレンス
実績:関東オークス2着
07年7番人気2着レインダンス
父:ダンスインザダーク
母父:ボブバック(ロベルト系)
実績:ローズS3着、新潟芝1800m勝ち
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過去5年の秋華賞で穴を開けた馬を列挙してみました。[1][2][3]番人気の順で入線した09年はもう仕方ないと割り切ります。ああなってしまったら私の出番はありません。本命党の方に勝利を譲りましょう。その他の年は、ちゃんと穴馬が1頭は割り込んでくれています。これを狙うわけです。それぞれをよく見れば、共通点が浮かび上がるのですから…。
過去5年の秋華賞で穴を開けた馬の共通点は以下の通り。
1.ダート血統保持馬
2.ダンスインザダーク産駒
これです。まず目に付くのが、ミスプロやヴァイスリージェント系が散見されること。ダート血統であるこれらが頻繁に穴を開けているという事実、まずこれが最も重要です。
これに、07、08年と連続で穴馬を送り込んだダンスインザダークの特性を加えます。そこから浮かび上がるものが、秋華賞の穴ポイント。
それすなわち、『持続力』。
瞬発力の要求値が下がり、持続力の要求値が上がるダート戦、サンデー系の中でも持続力に特化した性質を持つダンスインザダーク、この両者に共通する『持続力』という項目こそ、秋華賞の隠れたポイントなのです。
3歳牝馬同士で戦う以上、絶対的な能力差は如何ともし難いことは承知の上でもし穴馬を狙うとすれば、レース自体が持つ本質、つまり、『持続力』という要素を持っていなければ、その資格はないと言えます。これが、秋華賞で穴を狙うポイントと考えます。
ちなみに、秋華賞において持続力が必要であることが分かれば、サンデーサイレンス産駒が苦戦した理由も自ずと説明できることになります。サンデーサイレンスといえば、言わずと知れた瞬発力勝負の王者ですからね。逆の適性が要求される舞台でぱパフォーマンスを落としてしまっても仕方ないと見ることができるわけです。
「ダート血統、ダートでも走れるような馬。スタミナ血統でも代用は利きそう。軽い芝の決め手比べではなく、ダラダラと脚を使う競馬で結果を残している馬」
これが、秋華賞で穴を拾おうとするときに重視するポイントとなります。
さて、今年の出走馬の中で、このポイントを満たす穴馬は?
4.ハワイアンウインドを抜擢します。
芝、ダート兼用のキングカメハメハに、母父ダンチヒ系。溜めてビュッと切れる脚で勝負するにはサンデー系に及びませんが、ダラダラと平均的に流れる競馬には絶対の強さを見せる血統背景。実際、この馬の2走前、レコード勝ちした小倉戦が秀逸。500万のレースですからレベル自体は低くても、12.1-10.8-11.3-12.3-11.9-11.7-11.7-11.8-11.6-12.0という、実に6Fに及んで速い流れが続くレースを好位から抜け出して3馬身半。かなりの持続力を認めることができます。
常識的には厳しい1000万条件勝ちからの臨戦。しかも、鞍上が頼りないピンナ。確かに買いづらい要素は幾つもありますが、それを補って余りある“適性”があると判断、今年はこの馬から強気に狙ってみたいと思います。
冒頭に書いたとおり
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