馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2012年9月30日]
ヒントは北海道シリーズにアリ!
【日曜の穴馬券ネオメソッド】
中山11RスプリンターズS 芝1200m
◎(11)パドトロワ
昨年は本命にしたビービーガルダンが発走前に放馬してしまい競走除外。ポカンと口を開けたまま終わってしまったこのレース。一昨年はウルトラファンタジー本命で獲っていますから、うますく上は『1勝1敗』。今年で勝ち越しを狙います。
スプリンターズSの傾向を探ると、以下のようなポイントが浮上します。
1.Nダンサー系がとにかく強い
2.函館、札幌で好走実績のある馬が強い
3.前に行けないと話にならない
単純にこれらの傾向に合致する馬を選ぶだけでもいいんですが、今年はもうちょっと深く探りを入れてみようと思います。
注目すべきは、
「『Nダンサー系が強い』ことと『洋芝実績馬が強い』ことは、決して無関係ではない」ということです。
【スプリンターズSにおけるNダンサー系の好走例】
11年1着カレンチャン(父クロフネ)
11年3着エーシンヴァーゴウ(父ファルブラヴ)
10年1着ウルトラファンタジー(父エンコスタデラゴ)
09年1着ローレルゲレイロ(父キングヘイロー)
09年2着ビービーガルダン(父チーフベアハート)
08年1着スリープレスナイト(父クロフネ)
08年3着ビービーガルダン(父チーフベアハート)
07年2着サンアディユ(父フレンチデピュティ)
この血統傾向と同時に、このレースが近年、オール洋芝で行なわれる函館、札幌シリーズとのリンクが強いという点も考えなければなりません。昨年は、前走キーンランドCで1、3着だったカレンチャンとパドトロワがワンツーを決め(ちなみに、2着馬は競走除外になったビービーガルダン)、09年はやはりキーンランドCを勝って臨んだビービーガルダンが2着。同年の勝ち馬ローレルゲレイロも、2歳時に函館で走っていた経験がありました。キンシャサノキセキなんかも函館スプリントS~キーンランドCと好走した後でしたね。
このように、近年のスプリンターズSにおいては、北海道シリーズの実績、すなわち、洋芝適性が非常に重要となっているわけです。
と、ここまでお読みいただいたところで、ある事に気が付いた方は、相当な血統馬券通です。
そうなんです。実は、「Nダンサー系が強い」ことと「洋芝実績」という要素には、かなり強いリンクがあるんです。
これは函館スプリントSの予想コラムでも指摘したこと、そう、「北海道シリーズの短距離戦では、Nダンサー系狙いが正解」でしたよね?
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※参考
【函館スプリントSで好走したNダンサー系】
12年3着ビスカヤ 父コマンダーインチーフ
11年1着カレンチャン 父クロフネ
11年2着テイエムオオタカ 父ホワイトマズル
10年1着ワンカラット 父ファルブラヴ
10年2着ビービーガルダン 父チーフベアハート
08年2着トウショウカレッジ 父ラストタイクーン
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続いて、キーンランドCについても。
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※参考
【キーンランドCで好走したNダンサー系】
12年3着テイエムオオタカ 父ホワイトマズル
11年1着カレンチャン 父クロフネ
11年2着ビービーガルダン 父チーフベアハート
10年1着ワンカラット 父ファルブラヴ
10年2着ジェイケイセラヴィ 母父コマンダーインチーフ
10年3着ベストロケーション 父クロフネ
09年1着ビービーガルダン 父チーフベアハート
09年2位入線モルトグランデ 父ウォーチャント
08年2着ビービーガルダン 父チーフベアハート
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このように、オール洋芝の函館、札幌で行なわれる芝1200m重賞において、爆発的な支配力を誇示しているのがNダンサー系であるということ。スプリンターズSと同じ血統傾向ですよね!?
そして、その函館、札幌実績馬が実際に好走するのが最近のスプリンターズS…。
これらのことから、スプリンターズSというレースは…
『函館、札幌の1200m重賞と同じ適性が問われる』
と考えることができるわけです。これが、スプリンターズSの隠れたメインテーマだと主張したいと思います。
ある程度の人気は覚悟、新理論の確立に期待して
11.パドトロワを主役に指名します。
Nダンサー系産駒ではありませんが、これまで書いてきた「Nダンサー系が好走する理由」を考えれば、全く問題ありませんよね。ちなみに、ミスプロ系といえば、昨年2着のこの馬をはじめ、06年の勝ち馬テイクオーバーターゲット、05年の勝ち馬サイレントウィットネスという外国馬も、ともにミスプロ系産駒でした(もっと遡れば、トロットスターやマイネルラヴなんかもミスプロ系)。それ自体でも何ら臆することはありません。
前走で札幌の芝1200m重賞であるキーンランドCを勝っての臨戦。重賞2連勝中と、昨年より勢いがある点も好感(このレースは、基本的に上り坂傾向にある馬でないと好走は難しいのです。カレンチャン、スリープレスナイトが好例)。前に行ける脚もあるとなれば、今年はこの馬から買いたくなるというものです。
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