馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2012年9月9日]
極めて血統の偏りが強いレース
【日曜の穴馬券ネオメソッド】
中山11R京成杯AH 1600m
◎(14)マイネルロブスト
秋競馬の開幕を飾るレースとして定着している京成杯AHに注目。昨年も書いた通り、このレースは極めて血統傾向の偏りが強く、二桁人気馬でも平気で馬券になる波乱期待値の高い重賞です。もちろん、それも中山マイル、ハンデ戦、開幕週と荒れる要素が揃っているからに他なりません。1番人気が連敗しているという事実もある以上、目一杯穴を狙って振り回してOKのレース。こういうとき、血統を武器にすると強いんですよね。
さて、それでは京成杯AHの血統傾向をピックアップしておきたいと思います。
1.ミスプロ系、ダート血統保持馬が強い
2.ノーザンテーストの血を持っている馬がやたらと馬券になる
3.レッドゴッド系が特注血統になりやすい
以上の3点です。それぞれ例を挙げてみましょう。
【1.ミスプロ系、ダート血統保持馬】
11年2番人気1着フィフスペトル(父キングカメハメハ)
10年4番人気1着ファイアーフロート(母父タバスコキャット)
10年7番人気2着キョウエイストーム(父スウェプトオーヴァーボード)
10年5番人気3着キョウエイアシュラ(父スウェプトオーヴァーボード)
09年2番人気1着ザレマ(母父ザフォニック)
08年2番人気3着ステキシンスケクン(母父ミスタープロスペクター)
06年10番人気1着ステキシンスケクン(母父ミスタープロスペクター)
【2.ノーザンテースト系保持馬の好走例】
10年5番人気3着キョウエイアシュラ(母父アンバーシャダイ)
08年3番人気1着キストゥヘヴン(母父ノーザンテースト)
08年10番人気2着レッツゴーキリシマ(父メジロライアン)
07年2番人気1着キングストレイル(母父ノーザンテースト)
07年4番人気2着カンファーベスト(父アンバーシャダイ)
06年6番人気2着カンファーベスト(父アンバーシャダイ)
【3.レッドゴッド系保持馬の好走例】
09年14番人気2着アップドラフト(母父ブラッシングジョン)
08年10番人気2着レッツゴーキリシマ(母父バイアモン)
まず、「1.ミスプロ系、ダート血統保持馬が強い」という点。これは、同じ中山マイルで行われる朝日杯FSでも重要になるテーマですが、トリッキーなコース形態ゆえに、序盤の位置取り争いから中盤~終盤まで極端にラップが緩まない中山芝1600mという条件に、序盤からガリガリ行って雪崩れ込む競馬に強いミスプロ系、ダート血統がピタリと嵌るという解釈ですね。
次に、「2.ノーザンテーストの血を持っている馬がやたらと馬券になる」という点。これも、総合力が問われる中山マイルと、総合力で王座を極めたノーザンテーストの相性が良いことがその要因。
一時、日本の種牡馬界の頂点を極めたノーザンテースト、その背景にあったのは、突出した能力ではなく、総合力の高さ(=何でもできる)でした。余談ですが、サンデーサイレンスが勢力を強めた際、母父ノーザンテーストとの組み合わせがG1を勝てないと言われていた時期がありました。これに関して、母系の良さを引き出すサンデーサイレンスと、悪く言えば器用貧乏のノーザンテーストとの相性がイマイチだからと説明されたものです。
閑話休題、そんな総合力が高いノーザンテーストが、中山マイルの重賞で好成績を残すのも納得できるわけです。
最後に「3.レッドゴッド系が特注血統になりやすい」について。今年は該当馬がいないので簡単に済ませますが、このレッドゴッド系は、古くから中山マイルの穴血統として知られています。このレースに限らず、中山マイルに出走してきた父か母父にレッドゴッドの血を持っている馬は、人気にかかわらずマークしておくことをおススメします。
というわけで、今年の出走馬から血統的にチャンスがある馬を探すと、
14.マイネルロブストが導かれます。母父メジロライアン、これがノーザンテーストに繋がるわけですね。近走の成績がサッパリですが、以前にこの条件でG1好走の実績がある馬。血統的にピタリの舞台で、復活があるんじゃないでしょうか?中山開幕週でこの外枠はどうか?という意見もあると思いますが、過去の京成杯AHの結果を見ても、外枠が意外に馬券になっています。個人的にはあまり意識しなくていいと考えています。
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