境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2012年7月28日]

バクシンオー、過信すべからず

【土曜の穴馬券ネオメソッド】

札幌10Rニセコ特別 芝1200m

(2)コマノスクアーロ

動画で解説 ~ニセコ特別~

札幌芝1200mの特徴として挙げられるのは、サクラバクシンオー産駒が過信できない存在であるということ。サクラバクシンオー産駒と言えば、芝1200mにおいて爆発的な強さを発揮することで知られている血統。おそらく、血統にあまり関心のないファンの方でも、「バクシンオー産駒なら1200mだろう」というイメージを持っていると思います。
しかし、このサクラバクシンオー産駒、過去3年の札幌芝1200mにおける成績を調べてみると、(4-13-13-93/123)という成績。連対率は13.8%、勝率にいたっては僅か3.3%。123回という圧倒的に多い出走数(2番目に多いスウェプトオーヴァーボードで36回)を考えると仕方ない面もありますが、人気になりやすいということを考えると、むしろ嫌って妙味が正解なんですね。
しかも、このバクシンオー産駒に関しては、特に1回札幌開催における不振が深刻。

≪バクシンオー産駒の芝1200m、1回札幌の成績≫
11年 (1-1-4-19/25)勝率4.0% 
10年 (1-2-2-12/17)勝率5.9% 
09年 (1-5-2-16/24)勝率4.2%
08年 (0-1-1-19/21)勝率0.0%
07年 (2-2-2-11/17)勝率11.8%


昨年の1回札幌開催芝1200mにおいて、同産駒はわずか1勝しか挙げていません。のべ25頭も出走していながらです。10年も同じく、のべ17頭を送り込み僅か1勝、09年も24頭出走させながらわずか1勝。08年の1回札幌にいたっては、21頭出走してなんと未勝利に終わっています。
07年がソコソコ来ているように映ると思いますが、この2勝2着2回という成績は、開催3週目と4週目にマークしたもの。開催前半には8連続着外に終わり、人気馬をバンバン飛ばしました。
先週から始まった今年の1回札幌開催においても、この傾向は維持されています。先週は6頭が出走して3着が最高着順。負けた中には、2番人気6着タツストロング、2番人気14着ダノンフェアリーも含んでおり、やはり、今年も「1回札幌芝1200mのバクシンオーは過信すべからず」という傾向が生きているようです。

というわけで、土曜日のニセコ特別、ここには都合よくバクシンオー産駒の人気馬がいますね。前走、函館で好時計勝ちを収めたバートラムガーデン、そして、現級好走実績のある快速馬ナイキトリック。ともに小回り1200m向きのスピードを秘めた、いかにもバクシンオー産駒らしいバクシンオー産駒。だからこそ、この舞台では綺麗に飛んでもらえるという計算が成り立ちます。これが土曜日の狙いです。

人気馬を出し抜く存在として、先週もニシノカチヅクシが4番人気で2着したゼンノロブロイ産駒、2.コマノスクアーロを抜擢します。

≪ゼンノロブロイ産駒の札幌芝1200m成績≫
成 績 2-2-2-5/11
勝 率 18.2%
連対率 36.4%
複勝率 54.5%


このように、まだサンプルこそ少ないものの、抜群のコース相性を誇るのがゼンノロブロイ産駒。まずはこの血統面が強調材料です。
そして、もう一つの強調材料が「札幌で好走した後、他場で凡走している」という点。実は、このポイントは日曜のクイーンSでも取り上げているポイントなのですが、極めて特殊性の強いオール洋芝の北海道開催では、この「忘れがちな洋芝実績」がかなり利いてきます。特殊な洋芝適性を持っているがゆえに他場では速力負けしている馬が、洋芝に再び戻ってきて適性を発揮するという寸法。1年にこの時期しかない北海道開催ですから、間に凡走を多く挟む分、人気が落ちるという利点もあります。
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『人気沸騰』『話題騒然』今、最も注目されている新進気鋭の実力派予想家【境和樹】の穴の単複1点勝負。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」

境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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