馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2012年6月24日]
根拠のある悲願達成の舞台
【日曜の穴馬券ネオメソッド】
阪神11R宝塚記念 芝2200m内
◎(2)ショウナンマイティ
動画で解説 ~宝塚記念(G1)~
昨年は勝ち馬
アーネストリーを本命に推して勝負しながら、痛恨のヒモ抜けという大失態を犯してしまったこのレース。今年は何とか仕留めてやりたいものです。
その昨年、当欄で書いた宝塚記念の予想ポイントは、長きに渡り宝塚記念のポイントとなっていること。その考え方に基づいて
アーネストリーを導き出し、実際に結果が出ているわけですから、当然、今年も同じポイントで予想します。内容的には昨年の予想コラムをほぼ転載する形となりますが、手を抜いているわけでも何でもありません。これが、宝塚記念というレースの本質であると確信しているからに他なりません。
ちょっと前なら97年マーベラスサンデー、01年メイショウドトウ。最近で言えば、07年アドマイヤムーンや08年エイシンデピュティに10年ナカヤマフェスタ、そして、昨年のアーネストリー。宝塚記念というレースは、“悲願のGI制覇”が多いレースとして知られています。アドマイヤムーンも、海外で先にGIを勝ちましたが、国内ではこれが待望のGI勝利でしたよね。
このことは、決して叙情的な予想を奨励するわけでも、ロマンを追い求めてくださいと言っているわけでもなく、それだけ、宝塚記念、阪神芝2200m内回りという設定自体が、微妙な主流ズレを要求しているということを指し示します。
東京芝2000mや芝2400mといった、紛れの少ない力勝負の舞台ではどうしても力不足で(多くは瞬発力不足ですが)勝ち切れない馬が、微妙な主流ズレが起こるこの舞台で、力上位(しつこいようですが、瞬発力上位と言い換えてもいいでしょう)の馬を逆転する。だからこそ、宝塚記念は「悲願達成」の舞台となるのです。
時期的に、馬場が悪くなることが多いとはいえ、過去5年のレース上がりが35.2秒、36.5秒、35.2秒、37.3秒、36.9秒ということからも、このレースでは極端に速い脚で上がってくる必要はありません。内回りらしくペースアップの地点が早いので、持続的に脚を使い続ける能力が要求されます。このことが、スピードと瞬発力を求める“主流”とズレており、今までGIを勝てなかったような“非主流”の台頭に繋がります。
もうちょっと違う言い方をすれば、このレースはかなりスタミナの要求値が高いんですね。最後はバテバテになるわけですよ。大事なことは、そのバテバテになったラストでどれだけ踏ん張れるかであり、これは、主流条件で要求されるスピードや瞬発力とは真逆に位置すること。少し脚の遅い血統が台頭しやすいのも、脚が遅い血統の方が、この“最後のひと踏ん張り”に秀でているという特徴を持っているからです。
【過去3年の勝ち馬も、母系は鈍足血統だった】
11年6人1着アーネストリー(母父トニービン)
10年8人1着ナカヤマフェスタ(母父タイトスポット@リボー系)
09年2人1着ドリームジャーニー(母父メジロマックイーン)
タイトスポットもメジロマックイーンも、明らかに主流条件ではスピードが足りない鈍足血統です。欧州的なスタミナが要求される競馬で強さを見せるトニービンも含め、過去3年の勝ち馬はどれも“脚の遅い血統”を母系に持っていました。
主流条件のGIで勝ち切れていない、鈍足血統保持馬を狙う、これが宝塚記念のセオリーなのです。
今年で言えば、
2.ショウナンマイティが該当します。常に上がり最速、速い上がりを使う瞬発力タイプというイメージが強いかもしれませんが、大事なことは、『それだけ速い上がりを使いながら、取りこぼしてばっかりいる』ということ。要するに、脚は持っているのに、間に合っていないわけですよ。これこそ、いかにも主流ズレしている馬の典型例。条件戦ながら圧倒的な強さを見せたポプラSが洋芝の札幌、好位勢向きの流れをまとめて差し切った大阪杯が稍重ということから、この馬は本質的に鈍足馬場でこそ真価を発揮するタイプなのでは?という見立てが可能になります。
さらに血統面も特筆モノ。マンハッタンカフェ×ストームキャット、一見すれば母父ストームキャットが米国色の強い血統であり、鈍足血統というテーマから外れているように感じますが、母母父がリボー系アレッジド、そして、それに伴いアレッジドの4×3というクロスが発生していることがポイント。リボー系といえば、2年前の勝ち馬ナカヤマフェスタの母父もリボー系、その鈍足性はもちろん、リボー系といえば、狂気の血統。ムラはあるものの、大舞台で突然変異的に覚醒する可能性を秘める典型的大舞台向きの異端の血。そのリボー系のクロスを持っていること、これこそが、この大舞台で一気にパフォーマンスを跳ね上げる期待に繋がるわけです。
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