境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2012年4月29日]

特殊な条件だからこそ…

【日曜の穴馬券ネオメソッド】

京都11R天皇賞春 芝3200m

(15)ヒルノダムール

動画で解説 ~天皇賞春(G1)~

1年でこのレースしか行われない、京都芝3200mの競走。一言、“特殊な条件”であるということを頭に叩き込んでから予想しなければなりません。
要求されるものは、スピードよりスタミナであり、瞬発力よりも持続力。欧州的なスタミナ血統を持った馬が好走しやすく、リーディング上位に名を連ねるようなスピード血統は人気を背負っても危険です。

【天皇賞・春の血統ポイント】
・欧州的なスタミナ血統を探す。
・成績の目立たないマイナー血統の方がいい。
・リーディング上位血統は疑って掛かる。


1年にこのレースしか行われない条件ですから、一般的な条件とは異なる傾向が出るのは当然の話。必然的に、コンスタントに産駒が勝ち星を挙げるようなメジャー血統より、マイナー血統の方が走る可能性は高くなります。一般的な条件とは求められる適性が異なるのですから、一般的な条件の適性を持っていない馬の方が、ここでパフォーマンスを上げる可能性に期待できるわけです。何度も書いていますが、「Aの能力を持っていない馬は、Bの能力を持っている可能性を残している」という、適性理論の基本原則です。
近年の好走血統を見ても、ヤマニンセラフィム、チーフベアハート、アドマイヤベガ、オペラハウスなどなど、主流条件ではほとんど目立った成績を挙げていない血統ばかりが好走していますよね。この好走血統を見るだけでも、いかに天皇賞・春というレースが特殊な能力を要求しているかということが分かります。

そして、今まで書いてきた、「天皇賞・春が特異な適性を要求するレースである」ということを、一番端的に表現できる事実が、次の決定的な傾向です。

『天皇賞・春の勝ち馬が、翌年も出走してきた場合、極めて高い確率で連対する』

【天皇賞・春勝ち馬の翌年成績】

11年 ヒルノダムール ? 
10年 ジャガーメイル 不出走
09年 マイネルキッツ 2着
08年 アドマイヤジュピタ 不出走
07年 メイショウサムソン 2着
06年 ディープインパクト 不出走
05年 スズカマンボ 不出走
04年 イングランディーレ 不出走
03年 ヒシミラクル 不出走
02年 マンハッタンカフェ 不出走
01年 テイエムオペラオー 不出走
00年 テイエムオペラオー 1着
99年 スペシャルウィーク 不出走
98年 メジロブライト 2着
97年 マヤノトップガン 不出走
96年 サクラローレル 2着
95年 ライスシャワー 不出走
94年 ビワハヤヒデ 不出走
93年 ライスシャワー 不出走
92年 メジロマックイーン 2着
91年 メジロマックイーン 1着
90年 スーパークリーク 不出走
89年 イナリワン 2着
88年 タマモクロス 不出走
87年 ミホシンザン 不出走
86年 クシロキング 5着


ほとんどの馬が、勝った翌年に出走していないこと、これに関しては特に言及しませんが、出走が叶った馬の成績を見てください。86年から昨年まで、9頭の馬が連続出走を果たし、うち8頭が連対しています。この事実こそ、天皇賞・春というレースが持つ極めて特異な適性をよく表します。
つまり、「適性が合っていない馬は勝てない。勝った馬は適性があるから、再び出てくればまた好走する」ということです。

今年で言えば、文句なく昨年の覇者15.ヒルノダムールを強調すべき。既に昨年のこのレースで適性があることを証明しているわけですから、1年ぶりとなる特異な条件、ここでこそ、その高い適性は発揮されるのです。他の条件における凡走は無視してかまいません。全て、今回の舞台とは異なる適性が要求されているレースですから。それだけ、この“京都芝3200m”という条件は特殊なのです。
天皇賞・春で好走する馬は、持っている適性が特殊すぎるので、他のレースで結果が出ないことの方が多くなります。必然的に、翌年の天皇賞・春まで負け続けることも少なくなく、結果的に「既に適性が判明しているにも関わらず、人気になりにくい」という極めてオイシイ存在となります。今回の15.ヒルノダムールも、まさにその通りのようですね。

さすがに

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『人気沸騰』『話題騒然』今、最も注目されている新進気鋭の実力派予想家【境和樹】の穴の単複1点勝負。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」

境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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