うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

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京都11R 菊花賞(G1)(芝3000ｍ)


⑩メイショウタバルが引っ張るであろう今年の菊花賞。

2番手以下は離れて実質スローペースで流れる可能性もありますが、トライアル勝ち馬が逃げている以上、どこかで捕まえに動く必要があります。

想定される流れは、レース中盤以降でペースが速くなる後傾持続戦。3000mという距離を考えても、これを前受けして踏ん張るのは相当キツく、狙いは道中ジックリ脚を溜めて差せる馬。

もうひとつのテーマは、今開催の京都が超が付く高速設定で行われているという点。

開幕週から5日間の馬場差は、-1.7秒、-1.8秒、-2.1秒、-1.9秒と、これは昨年を上回る高速馬場です。したがって、スタミナはもちろん、スピードの要求値も高くなっています。

持続性能に優れた末脚特化型、スピード性能の裏付けが欲しい。これが今年の菊花賞の好走馬イメージ。

当て嵌まるのは⑪ショウナンラプンタです。

後半5F58.5秒という新馬戦離れしたハイレベルな後傾持続戦を、外々を回って差し切った新馬戦から高い末脚持続性能を証明している馬。

父キズナ、母父アンブライドルズソング系のゼンセーショナルという配合は、日本の高速馬場に最も適していると言っても過言ではないもので、今の京都の高速馬場にピッタリです。

青葉賞は、内をロスなく立ち回った勝ち馬シュガークンに対し、こちらは枠なりに終始外々を折り合いに気を付けながらの追走。それを考えれば頭差2着は十分評価できる内容でした。

続く日本ダービーは、プール併用で実質的な立ち上げが遅れていたように、青葉賞の疲労も残っていた中、またもや最悪の外枠を引いてしまい、青葉賞と同じような競馬で敗戦。上位は内前勢でしたから、これではどうにもなりません。

進化を見せたのが前走の神戸新聞杯。

何より、道中の折り合いが格段に良くなっていた点が収穫。内に潜り込み、4角では内ラチ沿いを通してポジションを上げる競馬に成功しました。

当時の中京芝が前有利の特殊なトラックバイアスもあって3着止まりでしたが、レース内容には格段の進歩が見られました。

その前走後は、日本ダービー時と異なり非常に順調な過程を消化しています。状態面も日本ダービーより上と見ていいでしょう。最後の一冠で覚醒する瞬間を狙い撃ちます。




京都12R
桂川S(ダ1400m)
◎⑩タマモダイジョッキ

京都ダ1400mのヘニーヒューズ産駒は、距離延長組が買いで、2022年以降の該当馬は【3-2-0-7/12】勝率25.0％、連対率41.7％。同距離ローテが【1-2-1-13/17】で、短縮ローテが【0-0-0-4/4】ですから、その差は明確と言っていいでしょう。

前走、中山ダ1200mで4着だった⑩タマモダイジョッキが絶好球。

その前走は伸びずバテずも、中山ダ1200mらしい前半33.4秒のハイラップを中団で受けたため脚が溜まらなかった印象。それでも、スタートを決められたことは収穫と見ています。

ダート転向後、崩れずも甘い戦績が続いていますが、その一連では出遅れや前詰まりなどで脚を余したレースも少なくありません。ダート適性は言わずもがな、現級でも勝てるだけの力は持っています。

今回の舞台である京都ダ1400mでは、昨秋に2勝クラス勝ちと現級2着の実績。現級2着の一戦に関しては、次走でOP特別を勝つテーオーステルスとクビ差であり、自身の舞台適性も証明済み。善戦マンからの脱却を狙い撃ちます。

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