うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

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小倉11R 北九州記念(G3)(芝1200m)

いまや短距離重賞において欠かすことのできない存在となっているロードカナロア。

2022年以降の小倉芝1200m重賞でも、昨年の小倉2歳Sを5人気で勝ったアスクワンタイム、2022年の北九州記念を16人気で勝ったボンボヤージなど結果を出しています。

今年は開幕週に行われるこのレース。同じく夏の小倉開幕週に施行された2021年のCBC賞を8人気で制したファストフォースも、やはりロードカナロア産駒でした。

ここで、1200m重賞のおけるロードカナロア産駒の特徴を2つ挙げておこうと思います。(データは2022年以降)



顕著な特徴は、中山・阪神・京都の主要4場よりも、断然、函館、札幌、中京、小倉のローカル開催場における信頼度が高いということ。

直近に行われた函館スプリントSでも同産駒のサトノレーヴが勝ちました。単回率435％、複回率201％。16人気1着ボンボヤージ(22年北九州記念)、12人気1着ファストフォース(23年高松宮記念)など、一撃で大きな配当になった馬もいます。



前走距離に視点を置くと、同距離ローテが圧倒的に有利だということが分かります。

1200mなので延長組の成績が悪いのは当然として、一般的にパフォーマンスアップに繋がることの多い距離短縮組も成績が冴えません。

サンプルがそう多くないので全くダメとは言いませんが、ロードカナロア産駒はひとつのレースに複数頭出走してくるケースが多いので、その取捨選択をする際、前走も1200mだった馬をチョイスした方が得しやすいという程度の認識は持っておいていいと思います。

ローカル小倉で行われる北九州記念も、ロードカナロア産駒に注目。

④グランテスト

⑭ナナオ

④グランテストは、前走同距離ローテという点も含めて、十分に狙う価値のあるロードカナロア産駒。

前走が危なげない勝ちっぷり。ここまで2度の4着も、内ラチ沿いで進路確保に手間取った2走前、内前決着の中、出遅れが祟って後方待機から大外一気と真逆の競馬になった6走前と、いずれも敗因は明らか。ハンデ戦で53キロならチャンスは十分。配当的にも積極的に狙っておきたい馬です。




函館11R
TVh杯(芝1200m)
◎⑯ブルーシンフォニー

先週無念の除外も、諦めずこの条件を使ってきてくれた⑯ブルーシンフォニー。

母ブルーストーンといえば、芝、ダートを問わず1200mにこだわって使われていた馬(なんと、キャリア25戦すべてが1200m)。また、函館芝1200mで2度馬券に絡んでおり、洋芝適性も証明しています。

その仔であるこの馬も、最近ようやく1200mに矛先を向けて、結果こそ出ていませんが3走前に強敵相手の3着など、母親譲りの適性を垣間見せています。

芝1200mに初めて挑んだ前走も、2着からなら0.3秒差にすぎません。少し時計が速すぎた印象もあり、オール洋芝替わりもプラスに働きそう。

また、父スクリーンヒーローも魅力。2022年以降の函館芝1200mの成績は【1-3-5-8/17】で複勝率は52.9％、複回率138％と複穴としての期待値が高い血統。今年の函館スプリントSでもウイングレイテストが5人気2着と健闘しています。

ようやく辿り着いた適条件というイメージ。大外枠を何とか克服して大駆けに期待します。

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