うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

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阪神11R フィリーズレビュー(G2)(芝1400ｍ)


以前は欧州性の強い血統が活躍していたフィリーズレビューですが、今はロベルト系優勢に血統傾向が完全に変化しています。



2019年以前はほとんど好走例がなかったロベルト系が突如覚醒したのが2020年。スクリーンヒーロー産駒の12人気ナイントゥファイブが3着に入ると、翌年はモーリス産駒のシゲルピンクルビーが8人気で勝利。

2022年の勝ち馬サブライムアンセムは、母父にシンボリクリスエスを持っており、昨年も7人気2着ムーンプローブ(父モーリス)、11人気3着ジューンオレンジ(母父シンボリクリスエス)と、同系統保持の人気薄が同時好走を果たしています。

ロベルト系の長所は、サンデー系やキングマンボ系と異なり、少数精鋭の中でキッチリ結果を出すところにあります。



20年以降、このレースに出走した父、母父にロベルト系を持った馬は全部で14頭。総出走数が69頭ですから、相当な高確率で好走馬に絡んでいることが分かります。それはすなわち、レース適性の高さの証明となるわけです。

今年もロベルト系保持馬に注目したいフィリーズレビュー。該当馬は以下の通りです。

③バウンシーステップ
(父モーリス)

⑥シカゴスティング
(母父スクリーンヒーロー)

⑮オメガウインク
(母父レッドランサム)

この中から、モーリス産駒の③バウンシーステップをピックアップ。

抑え切れない手応えから、外を回って他馬をひと飲みした前走が圧巻の勝利。ここまでの5戦でメンバー最速上がりが3回、残り2回も3位以内と末脚性能の高さには自信が持てるタイプ。

条件的にスプリント寄りの馬も出走してくることで、前半33秒台前半からの失速戦がデフォルトで差し馬の台頭が多くなるレース。この馬の末脚性能が活きる舞台設定という点も魅力です。





中京11R
金鯱賞(芝2000m)
◎⑪エアサージュ

連覇を狙うプログノーシスと、昨年の菊花賞馬ドゥレッツァの一騎打ちが想定される今年の金鯱賞。

しかし、金鯱賞といえば、逃げ馬の存在を無視するわけにはいかないポジションゲーム。

2強を相手にアッと言わせるなら逃げ馬であり、それを上手く馬券に落とし込みたいところ。



かつて、三冠牝馬デアリングタクトを封じて10人気で押し切ったギベオンを筆頭に、毎年のように馬券になっている逃げ馬。このレースが春施行になって以降、7年で6回、逃げた馬が馬券になっている事実は見逃せません。

今年で言えば、ハナを切るであろう⑪エアサージュが特注馬。

前走で惜敗続きにピリオド。その一連においてリカンカブール、ミッキーゴージャスといった後の重賞勝ち馬を相手にしており、前走にしても次走で勝ち上がるニホンピロキーフ、リフレーミングと充実している馬を問題にしない快勝。屈腱炎による長期休養があって回り道しましたが、ようやく大舞台で真価を発揮する時が来ました。

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