うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

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阪神11R チューリップ賞(G2)(芝1600m)


チューリップ賞は、欧州血統の価値が高いレース。



昨年、7人気で勝ったモズメイメイは、母父がサドラーズウェルズ系フランケル。3着だったペリファーニアも母母父にネイティヴダンサー系クリスを内包していました。

そして、上記2頭がそうだったように、このレースでは欧州血統の中でも英国G1血統の存在感が非常に強いという珍しい特徴があります。



昨年勝ったモズメイメイの母父フランケルは、現役時代に14戦14勝というとんでもない成績を残したスーパーホースで、うち10勝が英国G1でした。

また、3着ペリファーニアの母母父クリスは、現役時代唯一のG1勝ちであるサセックスSが、英国G1でした。

その他、現役時代にキングジョージを勝ったハービンジャー、ドワイエンやディラントーマスなどなど、英国G1勝ちの実績を持った馬が非常に多いことが分かります。

チューリップ賞と英国G1の相関関係については、正直、明確な理由は判別できないところではあります。それでも、これだけ確固たる実績がある以上、素直に従っておくのが得策でしょう。

今年のチューリップ賞も、英国G1血統を保持または内包している馬に注目。候補馬は以下の通りです。

③エポックヴィーナス
(母母父ナシュワン＠キングジョージ)

⑧セキトバイースト
(父デクラレーションオブウォー＠英国際S)

⑬エラトー
(父サクソンウォリアー＠英2000ギニー)

⑭ラヴァンダ
(母母父コマンダーインチーフ＠英ダービー)

⑧セキトバイーストの父デクラレーションオブウォーは、現役時代に英国際SとロッキンジSという2つの英国G1を勝っている馬。

2走前の敗戦が少々物足りなく、ベストは1400mかなとも思いますが、折り合いに不安がある馬ではなくマイルも十分守備範囲。前々で積極的に立ち回れば、あとは英国G1血統が追い風になってくれることでしょう。




中山11R
オーシャンS(芝1200m)
◎⑦ジュビリーヘッド

最近のオーシャンSは、ストームキャット内包種牡馬が好調。



昨年は、3着エイシンスポッターがディープインパクト×ストームキャットで組成されたエイシンヒカリの産駒。22、21年と続けて3着に入ったビアンフェも、やはりディープインパクト×ストームキャットで組成されたキズナの産駒でした。

20年の勝ち馬ダノンスマッシュの父ロードカナロアは、キングカメハメハ×ストームキャットという配合の種牡馬。

19年の勝ち馬モズスーパーフレアの父スパイツタウンも、ゴーンウェスト×ストームキャットという配合の種牡馬です。

今年のメンバーで、ストームキャット内包種牡馬の産駒は以下の通り。

⑤ボンボヤージ
(父ロードカナロア)

⑦ジュビリーヘッド
(父ロードカナロア)

⑪キミワクイーン
(父ロードカナロア)

⑬ダディーズビビッド
(父キズナ)

ロードカナロア産駒の中から、⑦ジュビリーヘッドを抜擢。

3走前は道悪、2走前はG1で位置取りを悪くしたもの、前走は追い不足に加えて通常と異なる木曜追いでもあって、プラス14キロは調整が上手く行かなかった結果ではなかったでしょうか。

今回は乗り込み量も順調度も段違い。昨年、1人気を裏切った雪辱を果たすとともに、厩舎のラスト重賞を飾る大駆けを期待します。

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