うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

---

東京11R アルゼンチン共和国杯(G2)(芝2500m)


2400mからたった100m距離が延びるだけで、スタミナの要求値が格段に上がる

ことが、東京芝2500mの特徴。

その帰結として、欧州血統の存在感が増すことになります。

昨年も、6人気で勝ったブレークアップは、父がキングジョージの勝ち馬ノヴェリスト。このノヴェリスト産駒は、20年にもラストドラフトが6人気2着と健闘しています。

そんな欧州血統の中でも、特にこのレースと相性が良い血統といえば、トニービンの名前が挙がります。



ハーツクライ、ルーラーシップを筆頭に、トニービン内包種牡馬が頻繁に好走するアルゼンチン共和国杯。

質の高い持続戦になり、ゴール前のバテ合いに対する適性が問われるところ、トニービンの武器である底力が発揮されるという構図です。

もうひとつ、このレースの傾向として挙げられるのは、「前走条件戦組」

の好走が非常に多いということです。



前走条件戦組の出走がなかった20年を除き、15年以降、1頭以上が馬券圏内に入っている「前走条件戦出走組」。

2500mという超が付く特殊距離では、施行数の多い距離で適性を発揮し切れず下級条件で勝ったり負けたりしていた馬が、眠らせていた変則的な適性を開花させるという仕組みが生まれます。

これに、G1の狭間ゆえに格上的立場の馬のレベルがアヤしいことが重なり、格下馬が激走しやすくなるわけです。

今年も、トニービンと前走条件戦出走組に注目して候補馬を抽出します。

②レッドバリエンテ
(前走3勝クラス勝ち)

④チャックネイト
(父母父トニービン)

⑧アリストテレス
(母母父トニービン)

⑫ハーツイストワール
(父母父トニービン)

トニービン内包種牡馬の筆頭格であるハーツクライを父に持ち、前走3勝クラス勝ちから参戦してくる④チャックネイト。

デビュー以来、一度も掲示板を外していない堅実派ながら、惜敗も多く出世に時間が掛かっている経緯。このタイプが特殊条件で一気にパフォーマンスを上げてきたのがアルゼンチン共和国杯。これが今年のメンバーで最も好走イメージに近い馬です。




京都11R
みやこS(ダ1800m)
◎⑦メイクアリープ

新装後の京都ダ1800mでは、シニスターミニスター産駒の活躍が目立ちます。



先週もオーシンハーフが8人気2着、パシアンジャンが5人気1着と好走しています。

久々に京都で行われるみやこSでも、シニスターミニスター産駒に注目。⑦メイクアリープに◎。

兄ヴェンジェンスが19年にこのレースを制覇と、母系からもレース適性を予感させるこの馬。

やや淡泊な競馬だった前走に関しては、3ヵ月ぶりの実戦に比して、中間の追い切りが4本。しかも、3日間開催があった関係から、木→水→月→月というかなり変則的な過程を踏んでいました。この辺りに力を発揮できない要因があったのではと考えています。

今回は中2週で順調に追い切りを消化できており、前走の様なことはないはず。相手強化でも楽しみが勝ります。

[PR]新競馬プラットフォーム
【馬券のミカタ】にアツい予想が大集合！
境和樹の激アツ推奨馬も無料公開中！