うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

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東京11R　サウジアラビアRC(G3)(芝1600ｍ)


人気馬の好走率が高く、大きな波乱は考えづらいサウジアラビアRC。

G3昇格後、ノーザンファーム生産馬が【4-4-3-8/19】勝率21.1％、連対率42.1％、複勝率57.9％と圧倒的な成績を残しており、それだけ、クラシックを狙うような素質馬が順当に結果を出すレースと言えます。

また、秋の東京開幕週に行われることから、高速馬場に対する適性が求められることが多く、結果として米国血統の存在感が増します。



昨年、本命に推してキッチリ結果を出してくれたドルチェモアは、母母父にストームキャットを内包していました。

また、一昨年の勝ち馬コマンドラインは、母父がティズワンダフル。これが米国で活躍したティズナウの系統。母母父にはボールドルーラー系ジェネラルミーティングを内包していました。

全体的に、ストームキャット系、ボールドルーラー系やシーキングザゴールドといった米国性の強い血統に注目です。

今年のメンバーで言えば……

②ゴンバデカーブース
(父ブリックスアンドモルタル)

③ボンドガール
(母父ティズウェイ)

④エコロマーズ
(母父コングラッツ)

⑧マリンバンカー
(母父ヨハネスブルグ)

⑨マイネルブリックス
(父ブリックスアンドモルタル)

③ボンドガールは、母父にティズウェイ。先述したティズワンダフルと同じティズナウの系統です。また、母母父にはボールドルーラー系マリブムーンを内包。このレース向きの高速耐性と完成度の高さを血統的に表現しています。

デビュー戦の1.34.6秒は、当時の馬場差-0.7秒を差し引いても優秀な時計。手応えの差は歴然で、文字通り完勝と言っていい内容でもありました。素質馬揃いのここでも一枚上の存在です。




東京12R
3歳上1勝クラス(ダ1400m)
◎⑫ノーブルラン

初ダートの前走が見所十分だった⑫ノーブルラン。

ラストで前がつかえる場面があったものの、終いの伸びは目を引くもので、ダート適性を感じる走り。初めてということで鞍上もだいぶ慎重に乗っていたようなので、感触を掴んだ上で臨む今回はもう少し積極的な競馬が期待できそうです。

そしてもうひとつ、今回推したい理由が血統面。この馬がワールドエース産駒だということ。

前走の舞台である中山ダ1200mは、当時【0-0-0-22】とサッパリ結果が出ていないワールドエース産駒にとってNGコースでした。ちなみに、先週までの成績に広げても【0-0-1-34/35】※21年以降。

対して、今回の東京ダ1400mでは【0-3-2-19/24】。勝ち星こそありませんが、中山ダ1200mと比べれば随分走れています。複回率は201％、前開催でもワンダーブレスが11人気2着と大穴を開けています。

ダート2度目、血統的に大歓迎の条件替わり。相手は強力ですが狙ってみる価値は十分あります。

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