うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

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【日曜】小倉11R 小倉記念(G3)(芝2000ｍ)


小倉記念といえば、伝統的にトニービンが最重要血統。

後傾持続戦がデフォルトで、6Fから速い脚を使い続ける持続力が求められるレース。そこにあって、ゴール前のバテ合いに強いトニービン系の持ち味が活きるという構図です。



毎年指摘しているポイントですが、古くから小倉記念とトニービンは極めて強い絆で結ばれています。

16人気1着ダンスアジョイ(母父トニービン)、15人気2着キタサンアミーゴ(母父トニービン)や11人気1着クランモンタナなどといった超伏兵たちは、いずれもトニービンの血に着目しなければヒモで拾うことすら難しい成績の馬でした。



その勢力は、近年父母父、母母父の内包馬に広がります。ハーツクライやルーラーシップといったトニービン内包種牡馬はもちろん、母母父に内包していたラブリーデイの好走もありました。

確かに近年は結果が出ていませんが、一昨年は保持馬、内包馬ともに不在という状況下にあって、5人気2着ヒュミドールは、母父がチチカステナンゴ。トニービンと同じ欧州色の強いグレイソヴリン系。

レースの性質自体は変わっていないことから、今年もトニービン保持・内包馬を候補馬とします。

③エヒト
(父ルーラーシップ)

⑥カテドラル
(父ハーツクライ)

⑨スタッドリー
(母母父トニービン)

⑪ワンダフルタウン
(父ルーラーシップ)

⑭ヴァンケドミンゴ
(父ルーラーシップ)

⑯スカーフェイス
(父ハーツクライ)

⑨スタッドリーは、母母父にトニービンを内包して血統テーマをクリアする存在。

OP昇級後は結果が出ていませんが、近2走は若干距離が長かった印象。3走前のAJCCでは6着とはいえ0.5秒差と大きく負けていません。

また、父ハービンジャーにも注目。このハービンジャーも小倉記念と相性が良い血統で、昨年も同産駒ヒンドゥタイムズが10人気2着と好走。過去ベルーフ(2度)、サンマルティンも連対を果たしています。

血統的には条件が揃った一戦。大駆けに一票投じます。




新潟11R
稲妻ステークス(芝1000m)
◎⑤マイヨアポア

ここは⑤マイヨアポア。

何と言っても母エバーローズです。ご記憶の方も多いことでしょう。千直3戦3勝。そのいずれもが完勝と言っていい内容で、翌年のアイビスSD当確とまで評価されながら、志半ばでターフを去ることになった悲運の天才です。

その高い千直適性は、仔の⑤マイヨアポアにもシッカリ受け継がれています。

2走前に初めて挑んだ千直戦では、近走の不振がウソのような走りで3着健闘。不良馬場と特殊な馬場に泣かされたところもあり、母系由来のコース適性、その片鱗は見せてくれました。

その後、OPの韋駄天Sに格上挑戦を目論んだものの、無念の1頭除外を喰らってしまい、前走は仕方なく使った不適な条件。その結果は度外視可能です。

今回は待ちに待った千直戦。一桁馬番を引いたことで人気の盲点になるなら好都合。改めて母譲りの才能を発揮してもらいましょう。



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