【穴馬券ネオメソッド】
AM1422kHz・ラジオ日本
【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が予想を公開!(13時頃より放送予定)
東京11R 府中牝馬S(GⅡ)(芝1800m)
先週の毎日王冠と同じ東京芝1800で行われる府中牝馬Sは、血統傾向的には先週と真逆と言ってもいいところがあり、全体的に欧州色の強いスタミナ血統が好走しやすいという特徴があります。
先週の予想コラムでも指摘した通り、毎日王冠はGⅠの前哨戦としての位置付けが濃く、質の高いメンバーが揃うわりに底力が問われる競馬にはなりにくい。
一方、この府中牝馬Sは、確かにエリザベス女王杯などGⅠの前哨戦たる位置付けがある反面、滅多にない牝馬限定のGⅡ戦ということで、勝つことにそれなりのモチベーションが働くレースでもあります。ここが毎日王冠との違い。このことから、特にGⅡ昇格以降、このレースが、毎日王冠以上に底力を問われるレースになり、結果として欧州的なスタミナ血統の重要性が高まっていると考えられます。
昨年も、ハービンジャー産駒のディアドラ、母父アメリカンポスト(仏2000ギニー勝ち馬)のリスグラシュー、サドラーズウェルズ系メイショウサムソン産駒のフロンテアクイーンと欧州性の強い血統を持った馬たちで決着しています。
そんなスタミナ欲求の強いこのレースにおいて、最も注目すべき血統が「母母父スタミナ型ナスルーラ」。
スタミナ型ナスルーラとは、主に5系統に枝分かれしているナスルーラ系の中で、ブラッシンググルーム、ネヴァーベンドを差すと考えておいてください。プリンスリーギフトとボールドルーラーといったどちらかというとスピードが勝ったタイプとは違う個性を持っています。
かつて、GⅢ時代の府中牝馬Sは、フレンチデピュティやクロフネなど、毎日王冠同様、ダート型Nダンサー系が堅調でしたが、GⅡに昇格したあたりのタイミングで傾向が微妙に変化。欧州血統、長距離血統、そして、先述のスタミナ型ナスルーラを、特に母母父に持っている馬の好走が非常に多くなっています。
今年も、母母父スタミナ型ナスルーラに該当する馬を候補馬としてピックアップ
②ディメンシオン(ネヴァーベンド)
⑥フロンテアクイーン(ネヴァーベンド)
⑫レッドランディーニ(Bグルーム)
⑬クロコスミア(Bグルーム)
②ディメンシオンは、母母父にネヴァーベンド系ハイエステイトを持って血統テーマをクリアする存在。
左回りで4勝を挙げている隠れサウスポーで、1800も【2-1-0-0】とパーフェクト連対。近2走で重賞でも通用する能力も証明しています。
動画で解説 ~府中牝馬S(GⅡ)~
京都11RオパールS(芝1200m)
◎
⑯カラクレナイ
ローエングリンは、京都芝1200の穴メーカー。
過去2年、同コースにおける成績は【2-2-2-6】勝率16.7%、連対率33.3%、複勝率50.0%。このアベレージ自体は、母数が少ないこともあって鵜呑みにできませんが、中身を見れば、18年の1000万クラスを9人気で勝ったクラウンルシフェル、京阪杯12人気2着ナインテイルズなど穴馬の激走例アリ。単回率252%、複回率215%が示す穴馬の激走キャッチが狙い目になります。
これに、今の外差し優勢の傾向を踏まえれば、自ずと浮かび上がる
⑯カラクレナイ。
2走前の福島戦が、ちょうど今の京都と似た内ラチ沿い壊滅の外差し馬場。そこで外枠から好走した経験が今回に活きるはず。直線鋭伸に期待。
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