東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2025年2月22日]

【フェブラリーS】春の訪れを感じさせる熱いレースを期待!

もともと3月末に開催されていたドバイのG1シリーズに合わせて、日本代表馬の壮行会だったはずのフェブラリーS。数年前から2月にサウジアラビアのサウジCが創設されて、日本の有力馬がどれもそこを志向するようになった。だから、我が国の最初のG1レースとはいえ、最高クラスの有力馬は中東に向かうようになり、それらの馬が出走しないG1になってしまった。

なにしろ、オイルマネーに支えられたサウジCの1着賞金は1000万米ドル(およそ15億円)だから、1着賞金が1億2000万円のフェブラリーSではサウジ5着の100万米ドルにも満たず、勝負にならない。いっそのこと、壮行会レースなど中断して、春の真っ盛りに宝塚記念に並ぶダート・グランプリとして世界中から有力馬を集める華々しいレースにしてもらいたいものだ。

愚痴めいてしまったが、それでも力の拮抗する準一流馬の競合は見ごたえがあるし、馬券としては面白い。

口撃機関銃ヤマは、古馬の有力馬たる東京ダート3戦2勝2着1回の①エンペラーワケアと東京ダート5戦5勝の⑨コスタノヴァには一目おくにしても、左回りダート2戦2勝の新興勢力の4歳馬⑭ミッキーファイトを狙うらしい。相手の本線は上記2頭の①と⑨で、ほかに数頭をまじえて、馬連・3連複・3連単でいくという。

ギャンブル狂師ミノ先生は、東京ダート全勝の⑨と昨年のフェブラリーSの2着馬⑮ガイアフォースの馬連・ワイドで狙うらしい。

穴党専科のマスター・ジュンは、地方のダートより中央のダートが適性ありそうな人気薄の7歳牡馬④ウィリアムバローズに注目して、複勝狙いでいくらしい。

さてさて、今年は4歳世代が強そうな予感がするから、出走馬3頭のなかから、⑫サンライズジパングを狙ってみる。3歳時1月の若駒S、最後方から全馬を抜き去った末脚はかつてのディープインパクトを思い出させた。相手は人気でも①エンペラーワケアは外せない。寒い時期だが、春の訪れを感じさせてほしい。


フェブラリーS
①-⑫ ワイド1点で勝負する
①-⑫ 2頭軸の3連複総流し14点で遊ぶ

コチラも注目
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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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