元教官・蓑田早人の蓑田塾
究極の仕上がりで戴冠となるか!
こんばんは。蓑田です。
先週のオークスはシュタルケ騎手の日本でのG1初勝利という結果にもなったが、カムニャックが勝利した。
個人的にはカムニャックも上位争いの中にはいるにはいるが、桜花賞組をまとめて逆転するとはあまり思っていなかった。それも、外を回って正攻法の競馬だったから驚いたね。
これはやはり2400mという距離もあったのかもしれないね。桜花賞の上位3頭では、距離を苦にしなかったのがアルマヴェローチェ。終わってみるとやはりマイルにこだわっても良かったのかもしれないと思うのがエンブロイダリー。
そして、今週は同じ舞台で3歳牡馬が頂点を競う日本ダービーが行われる。昨年の6月から争われてきた世代戦の総決算。騎乗する18名のジョッキーたちも含め、楽しみに見守りたい。
元教官・蓑田が厳選!
日曜一番【北村友一】
本命にするつもりでいるのはクロワデュノール。皐月賞は有力馬の中で、唯一早めに仕掛ける形となって直線も先頭に立つのが早かった。むしろ、ミュージアムマイル以外の猛追は凌いだところに価値がある。
陣営は休み明けだった皐月賞からの上積みを強調しているが、私の印象では皐月賞の時点でも完璧に近い仕上がりだった。敗因はそこではないだろう。皐月賞のデキをキープしているだけでも自信が持てるし、皐月賞から本当に上がっているとすれば、究極の仕上がりだろうね。
北村友一騎手にとっても、ダービー勝利を成し遂げるためのまたとないチャンスになる。皐月賞で負けたことで、むしろプレッシャーは和らいでいるかもしれないよ。
ミュージアムマイルの皐月賞はモレイラ騎手が上手く乗ったところもあったが、現実にクロワデュノールを破ったという事実は大きい。2歳の時にはホープフルSではなく朝日杯FSを走った組だが、前走の競馬を見る限り2400mがマイナスになることもないだろう。
逆に、マスカレードボールは東京が合うという話で世間的な評価がかなり上がっているようだが、皐月賞で負けた2頭を逆転できるかとなると、そこまでは難しいのではないかと思うね。ジョバンニ、サトノシャイニングも含め、皐月賞組の評価は1・2着馬と3~5着馬で分けたいところ。
なので、割って入るとすればやはり別路線からの馬。中でも評価したいのはファンダムとショウヘイかな。
ファンダムはもちろん未知の魅力も多いし、不安な点も多いという立場。どちらに転んでもおかしくないが、ならば大駆けが成った時のことを考えたい。
ショウヘイは立て直しに成功して京都新聞杯を勝利。逆に、京都新聞杯では人気を裏切ってしまったのがトッピボーンだったが、こちらもショウヘイと同じように敗戦を糧にしての巻き返しがあるかどうか。
今年はファイアンクランツに騎乗する佐々木大輔騎手がダービー初騎乗だね。前々から話していることだけど、ダービーだけは一度でも乗るかどうかでその後が大きく変わってくるものなんだよ。
佐々木も成績的には一流騎手の仲間入りをしかけているという、良いタイミングでのダービー初騎乗。どうしても初めてのダービーは緊張があるだろうし、一発で勝てるようなレースではないが、今後のさらなる飛躍に繋げてもらいたいね。
まとめると、今年のダービーはクロワデュノールとミュージアムマイル。皐月賞の3着以下は少し差があると判断し、この間にファンダムやショウヘイといった別路線組が割って入れるかどうか。こんなところかな。
最後に、おまけで目黒記念も少しだけ。基本的にはアドマイヤテラとスティンガーグラスの2頭が中心になるが、荒れることも多いレース。人気のなさそうなところではマテンロウレオやマイネルクリソーラが気になっている。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
東京5R | ダ1400m | セレジェイラ | B |
東京6R | 芝1800m | イージーブリージー | B |
東京8R | 芝2400m | ローレルキャニオン | B |
東京10R | 芝1800m | アンリーロード | B |
東京11R | 芝2400m | クロワデュノール | A |
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