先週のNHKマイルカップでは、当欄(【NHKマイルC】素質はここでも互角!意外性たっぷりの穴馬を狙い撃ち)で紹介したチェルビアットが、またまた12番人気の低評価を覆して3着と激走!
ちなみに9番人気が2勝していたことにも触れましたが、勝ったパンジャタワーは9番人気!3連単は153万馬券となった2022年に迫る150万馬券という大荒れになりました。これからもこうした穴馬券のヒントになるような馬をピックアップしたいところです。
そこで迎える土曜日の平地重賞・
新潟大賞典(新潟・芝2000m)。ハンデ戦ともあって波乱ムードが漂う中、激走を期待したいのが、
オールナットです。
父サトノダイヤモンド、母キューティゴールド。そう、先週取り上げたチェルビアットの半兄であり、ジャパンカップと秋華賞を勝ったショウナンパンドラの半弟でもあります。
デビュー戦は後に神戸新聞杯を勝つメイショウタバル(4着)、東京新聞杯を勝つウォーターリヒト(5着)を抑えての快勝。その後、2勝目を挙げるのに少し手間取りましたが、2勝クラスを2戦で通過し、3勝クラスは連勝で突破。この血統らしい成長力を見せています。
過去2度の挑戦がある重賞ではまだ掲示板確保もなされていませんが、京都2歳ステークスは勝ち馬から0.6秒差。2走前の東京新聞杯も前述ウォーターリヒトに逆転を許す9着ながら0.7秒差。着順ほど大きく離されていませんし、前走の大阪城ステークスでは3着に入っており、同レース2着のトーセンリョウは先のエプソムカップでも3着。オープンでのメドは十分立っていると言えるでしょう。
勝ち鞍は1800mから2600mと幅広く、脚質も逃げ差し不問の自在。馬格にも恵まれて、ここはもちろん、もっと大きな舞台での活躍も期待できそうな素質馬。オッズが美味しい今のうちに狙い撃ちです!