完全攻略ファイル No.2

【宝塚記念】世界ナンバーワン・イクイノックスの死角は…。ありました!



宝塚記念(阪神・芝2200m)は、暮れの有馬記念とともにファン投票で出走馬が決まる、春のグランプリレース。

今年、ファン投票で1位となったのは、昨年の天皇賞秋、有馬記念を制し、年明け初戦のドバイシーマクラシックも圧勝。「ロンジンワールドベストレースホースランキング」でも1位に名を連ねるイクイノックスです。

直近の3連勝は、いずれも次元の違う脚を繰り出しており、今回も圧倒的な人気を背負うことになるでしょう。そんなスターホースですが、死角が全く無いわけではありません。

まず、イクイノックスは関東馬。牡馬クラシックの菊花賞には出走せず、天皇賞秋へ参戦したため、これまで関西圏で競馬をしたことが1度もありません。

過去10年の宝塚記念において、関西圏未出走の馬で馬券に絡んだのは、海外からの参戦だった18年2着のワーザー、そして、前年春のクラシック2冠馬だった16年2着ドゥラメンテの2頭。ともに勝つことができませんでした。

レース直後に故障が明らかになったとはいえ、あのドゥラメンテでも勝てなかったというのは気になる材料ではあります。

そして、最も懸念される材料が、鞍上・ルメール騎手と宝塚記念の相性の悪さです。

ルメール騎手の宝塚記念成績
22年 除外 オーソリティ
21年 1人1着 クロノジェネシス
20年 1人4着 サートゥルナーリア
19年 2人5着 レイデオロ
18年 1人6着 サトノダイヤモンド
17年 2人4着 シャケトラ
16年 4人4着 ラブリーデイ
15年 2人8着 ラキシス

2021年にクロノジェネシスで1勝を挙げているものの、馬券絡みはこの1回のみ。その他は、いずれのレースも人気と同じか人気以下の着順で、昨年はレース直前に競走除外の憂き目にあっています。

勝った2021年も、2番人気がレイパパレ(3着)、3番人気カレンブーケドール(4着)どちらも牝馬。このレース以降、1度も勝利がなく現役を引退しており、全メンバーを通して見ても、後にG1を勝った馬がいない、メンバーに恵まれた感がある年でした。

イクイノックスは、デビューからずっと乗り続けている馬ですし、世界も認める強い馬ですが、今回のメンバーを見ると、前走でルメール騎手が騎乗して勝っている馬がイクイノックス以外にも2頭。

とりわけ、ジャスティンパレスは自身の騎乗で4戦4勝。直近の阪神大賞典、天皇賞春の勝ちっぷりは、非常に強いもので、本音は必然的に乗り替わりとなるこのレースに出てきてほしくなかったと思っているでしょう。

自分が騎乗していた馬に敗れる。競馬ではよくあることですが、ここは何とも気になる部分ではあります。

最後に、重箱の隅をつつくようですが、今は種牡馬としても大活躍の父キタサンブラックは、G1を7勝している歴史的名馬です。しかし、この宝塚記念は16年に3着、翌17年は単勝オッズ1.7倍の圧倒的な1番人気に支持されながら、日本ダービー14着以来となる生涯2度目の馬券圏外となる9着。不可解な敗れ方をしています。

能力の高さは誰しも認める名馬も、今年の宝塚記念においては、全幅の信頼は危険かもしれません。


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