完全攻略ファイル No.3
【安田記念】人気者ソダシはピンチ!?乗り替わりの名手に暗雲が…
今年の
安田記念(東京・芝1600m)は、G1ホースが実に10頭。他の馬も全て重賞勝ちの実績を持つという豪華絢爛のメンバーとなりました。
近年は牝馬が続けて上位に名を連ねているとあって、連覇を狙うソングラインを筆頭とする4頭の牝馬にも大きな期待が集まるところです。
ですが、その中の1頭、白毛のアイドル
ソダシには、ちょっと気になるデータがあります。
今回、ソダシは全国リーディングトップを走る
川田将雅騎手への乗り替わり。ここに大きな落とし穴があるのです。
川田騎手は2020年以降、およそ3年半の間に512勝をマーク。勝率28.0%、連対率45.1%、複勝率57.1%という非常に高いアベレージを残しています。
この数字に乗り替わりというフィルターをかけてみても、勝率27.6%、連対率45.6%、複勝率56.6%で、ほぼ変わらないアベレージとなっています。
しかし、これがG1での成績となると…
(3-1-1-15/20) 勝率、15.0%、連対率20.0%、複勝率25.0%
どのジョッキーも勝ちたいレースであり、騎乗馬の質の差も少なくなるG1レースとなれば、成績が落ちるのは当然といえば当然なのでしょうが、信頼度が半減しているのです。
川田騎手に乗り替わって馬券に絡んだ馬を見ていくと、シャフリヤール、ダノンスマッシュは以前に騎乗経験があった馬。テン乗りは2頭で、いずれも勝っているところは流石ですが、G1での乗り替わり20鞍のうち、半数以上は人気を下回る着順に敗れています。
また、この春はリバティアイランドで牝馬クラシック2冠を達成したものの、他の馬で馬券に絡んだのはフェブラリーステークス2着のレッドルゼルのみ。G1では波の大きな騎乗結果となっています。
マイル戦ではダートを含めて馬券圏内を外したことがないソダシですが、昨年のヴィクトリアマイル以降は、あとひと踏ん張りを欠いて勝ち切れておらず、連勝が途切れたオークス以降は2戦連続で連対したこともありません。
データからはかなり厳しい状況であり、非常に危険な存在といえるでしょう。
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