完全攻略ファイル No.4

【フローラS】地味で美味しい実力馬!出世レースを制するのは!?



フローラステークス(東京・芝2000m)は天皇賞秋が行われる芝2000mが勝負の舞台。ここでの経験が生きるのか、過去10年でもユーバーレーベン(21年3着)、ウインマリリン(20年1着)、ノームコア(18年3着)、モズカッチャン(17年1着)、ラキシス(13年11着)が後にG1を勝つ活躍を見せています。

そんな出世レースで今年注目したいのは、ハービンジャー産駒のキミノナハマリアです。

先に名前を挙げた4頭のうち、ノームコアとモズカッチャンはハービンジャー産駒。出走9頭で3頭が馬券に絡む上々の相性を示しています。

フローラSで好走したハービンジャー産駒
18年 5人3着 ノームコア
17年 12人1着 モズカッチャン
17年 10人2着 ヤマカツグレース

新馬戦は後にホープフルステークスで3着となるキングズレインを3着に退けてのデビューV。2走前は2着と敗れるも、勝ったアヴニールドブリエはオープンのすみれステークスで3着と好走。

唯一馬券圏外となった2戦目の芙蓉ステークスは、スタートで外へ膨らみ最後方を追走。3コーナーからポジションを上げるも、4コーナー手前で接触があった不完全燃焼のレースで、敗因はハッキリとしています。

メンバー唯一の2勝馬。しかも牡馬の骨っぽい実力馬と接戦を演じながら、前日正午の時点では5番人気と実績の割には低い評価にとどまっているのです。

確かに、リーディング上位の松山騎手から今年未勝利の鮫島良太騎手へのスイッチは気になるところではあります。しかし、この馬にも2度騎乗して人気以上の着順に持ってきていますし、およそ2年ぶりの重賞騎乗とあって、気合も入っていることでしょう。

勝てば2009年の小倉2歳ステークス以来となる重賞勝ち。弟・鮫島克駿騎手の活躍ですっかり影が薄くなっていますが、ここは存在を示す絶好のチャンス。渾身の手綱捌きに期待です!


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