完全攻略ファイル No.3
【ダービー卿CT】中山のマイルでは譲れない!得意舞台で自慢の末脚が唸りを上げる
牡馬にとっては安田記念、牝馬にとっては、それに加えてヴィクトリアマイルも視野に入れた前哨戦となる
ダービー卿チャレンジトロフィー(中山・芝1600m)。
ではあるものの、同じ1600mでも左回りで直線の長い東京コースと、右回りでトリッキーな中山コースでは求められるものが違います。そこで注目したいのが中山適性。このレースはターコイズステークスを連覇している
ミスニューヨークにスポットライトを当ててみたいと思います。
関西馬ながら、全6勝のうち4勝が中山コースで、1600mは先に触れたように、ターコイズステークス連覇という文句なしの実績を残しています。
ミスニューヨークの中山成績
22/12/17 1着 ターコイズS
22/09/11 4着 京成杯AH
22/03/12 3着 中山牝馬S
21/12/18 1着 ターコイズS
21/03/21 1着 スピカS
20/09/12 5着 紫苑S
20/04/12 1着 1勝クラス
中山コースで馬券圏内から外れたのは、3走前の京成杯オータムハンデ4着(勝ち馬から0.1秒差)、3歳時の紫苑ステークス5着(同0.3秒差)のわずか2回で、どちらも少差の惜敗。中山ではとにかく崩れずに走っているのです。
重賞2勝。3歳時には秋華賞で5着と健闘していることから、ヴィクトリアマイルでのG1制覇が大目標となるでしょうが、現実的な視線で見ると、2度走って、ともに2ケタ着順に沈んでいる東京コースのヴィクトリアマイルよりも、実績十分の中山で勝っておきたいという考えも見えてきます。
M.デムーロ騎手を背にした、先週のCWコース7ハロン追いにも、その意欲が存分に感じ取れました。
人気急落とまではいかないでしょうが、前走で9着と敗れ、今回は牡馬相手の重賞ともあって、馬券的な妙味もかなりありそう。積極的に買いたい1頭です!
関連記事
【平井雄二のBe The Winner】大阪杯・カギはあそこの下り坂!?理想のポジションで激走狙える2頭!