完全攻略ファイル No.1
【朝日杯FS】好配のキモはこの馬!渾身の仕上げで波乱を巻き起こす
今週のG1は2歳マイル王を決める
朝日杯フューチュリティステークス(阪神・芝1600m)。
2歳マイル王といっても、前週には牝馬限定の阪神ジュベナイルフィリーズがありますし、28日には皐月賞と同じ中山芝2000mで行われるホープフルステークスが控えていて、近年はやや影が薄くなりかけていましたが、昨年は勝ったドウデュースが日本ダービー、2着のセリフォスがマイルチャンピオンシップ、3着のダノンスコーピオンがNHKマイルカップを勝ち、もうひとつ踏み込めば5着のジオグリフも皐月賞を勝って、上位5頭のうち4頭が翌年のG1を勝つという、結果的にはハイレベルの一戦となりました。
先週の阪神ジュベナイルフィリーズには5頭いた重賞ウイナーがこの朝日杯フューチュリティステークスでは3頭。更に抽選無しで1勝馬も全て出走できる状況で、今年はやや低調なメンバーといってもいいでしょう。そうなると重要になってくるのが現時点の馬の調子。そう、調教が大きなポイントになってくるでしょう。
そこで浮上する馬…。それは
スズカダブルです。
中間は坂路とCWコースを織り交ぜ、11月30日の坂路では4ハロン51.8-37.6-24.7-12.4秒と上々のタイムをマークすると、先週と今週はCWコースでの7ハロン追い。先週は3頭併せでラストまでしっかりと追われて再先着を果たし、今週は単走で終いをしっかりと伸ばして時計、動きとも文句なしの調整がなされました。
2週連続の7ハロン追いはここへ向けての本気度が現れているようにも思え、万全の態勢が整ったといえるでしょう。
ここ2走は逃げて敗れてはいるものの、1800mでもバッタリと止まらないスタミナを見せていますし、初勝利はマイル戦で3番手追走から堂々の差し切り勝ち。一本調子のタイプとは思えません。
地味に映る戦績は馬券を買う側に立てばありがたい限り。好配当のキモはズバリこの馬と見ます!
もう1頭気になる存在がルーキー
角田大河騎手が手綱をとる
ウメムスビ。
こちらは1200mまでの経験しかなく、距離克服が課題とはなるのですが、こと攻めの動きだけを見ると無視できないもので、スズカダブルと対象的に先週、先々週にCWコースで7ハロン追い。最終追い切りは坂路でサラッとまとめ、キビキビとした脚色が非常に目を引きました。デキの良さでどこまで踏ん張れるか…。複勝は勝っておきたい1頭です。