完全攻略ファイル No.2
【中日新聞杯】忘れた頃に…。あの馬が戻ってくる!
中日新聞杯(中京・芝2000m)はG1の裏開催となるローカルの中京で土曜日に行われるレース。さらに香港国際競走も行われる週とあって注目度はさほど高くありません。
しかし、昨年は人気馬が総崩れして1着から8、17、10番人気の組み合わせで3連単は236万馬券。一昨年は昨年ほどではなかったものの9番人気が2着に食い込み、3年前も8番人気が勝つなど、人気薄の激走が目立ちます。そう、穴党は見逃せないレースです。
思い切った穴狙いもできる荒れる重賞。今年狙ってみたいのは4年前の勝ち馬でもある古豪
ギベオンです。
3歳時にはこのレースを勝っている他にもNHKマイルカップで2着と好走していたエリート馬。古馬になってからの活躍も期待されながら以降は2年以上勝ちに見放され、昨年3月の金鯱賞は屈辱ともいえる最低人気の評価でした。
「もう終わった馬」と思われていた中で、前年の3冠牝馬デアリングタクトを破る大金星を挙げ、アッと言わせたのは記憶に残るところです。
そこから再び低迷に入り、前走の函館記念に至っては勝ったハヤヤッコから13.3秒も離された大差のシンガリ負け。
それこそ「完全に終わった馬」
そう思われても仕方ないところでしょう。
でも、ちょっと待ってください!ここで見切ってしまうのは早計です。
思い返せば重賞2勝はどちらも中京の芝2000m。このコースは今年も2戦していますが、金鯱賞は5着、鳴尾記念は4着と掲示板を確保しており、鳴尾記念は勝ち馬からわずか0.2秒差。勝ったヴェルトライゼンデはジャパンカップ3着、2着のジェラルディーナはエリザベス女王杯を勝っていますから、同じパフォーマンスを見せれば、今回のメンバーであれば十分勝ち負けになるでしょう。
2022年鳴尾記念・上位2頭のその後
1着 ヴェルトライゼンデ ジャパンC3着
2着 ジェラルディーナ エ女王杯1着、オールカマー1着、小倉記念3着
函館記念は中2週でのレースが続いた影響があったかもしれませんし、攻め過程を見ても帰厩後は大敗の影響もなく、しっかりとした調整がなされています。また、
西村淳也騎手に鞍上が戻るのもプラスでしょう。
反撃の態勢が整ったここは黙って見直しです!
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